使い過ぎはNG!Webライティングで「体言止め」を正しく使う方法

使い過ぎはNG!Webライティングで「体言止め」を正しく使う方法

【著者紹介】

ゆきひろ(yukihiro):WEBライター歴2年半 詳細な自己紹介ページ

クラウドワークスでWEBライターとして登録し、活動1年目に独立。独立して約半年で月収50万円に到達し、今ではサラリーマン時代の3倍を超える収入に。フリーランスの教本やノウハウが確立されていないことに違和感を覚え、ブログを通じて自分自身で「WEBライター向け教科書」を作ることを決意。現在は教育分野に進出し、始めたてのライターやフリーランス向けの講師活動も務める。

 

「美しい旋律と静かなメロディが奏でるハーモニー。」

体言止め(たいげんどめ)とは、文の終わりに名詞や代名詞を使った表現方法です。上記のように体言止めで文を終わらせることで、一般的な文とは異なる印象を読者に与えることができます。

Webライティングでは、この体言止めを効果的に利用することで、今までの文章が見違えるように読みやすくなります。Webライターの方にとっては、記事の質を高めることにも繋がるため、クライアント様からの評価にも影響を与えるでしょう。

 

ただし、体言止めの使い方を間違うと、かえって文章が読みにくくなることも珍しくありません。

そこで今回は、体言止めの正しい使い方を学んでいきましょう。体言止めの効果を100%発揮できれば、今まで以上に記事の品質を高めることができます。

この記事を読むだけで、体言止めの使い方がマスターできるはずです。

 

【この記事でお伝えしたいこと】

  • 体言止めの正しい使い方は3パターン。効果的に使えば文章の読みやすさが飛躍的にアップする

 

初回記事公開日:2019年10月2日
最終更新日:2019年10月2日

 

Webライティングで「体言止め」が役立つ場面とは?

Webライティングでは、「読者の読みやすさ」を意識して執筆するときに体言止めが役立ちます。なかでも、文末の表現を少しだけ工夫するだけで、文章全体の読みやすさはガラッと変わります。

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たとえば、Webライティングでは、「です・ます」が基本的な文末表現です。しかし、「です・ます」ばかりだと、文章全体が単調に感じてしまい、読者が記事を読んでいる間にページを離れてしまいかねません。

そこで、適度に体言止めをはさんでおきます。

これだけで文末表現に一つの変化が生まれ、文章全体が飛躍的に読みやすくなるのです。文章が読みやすくなれば、読者が途中でページを離れる可能性も低くなります。

 

では、体言止めはどのように使うと効果的なのでしょうか。次の章で具体例を用いて解説していきます。

 

体言止めの正しい使い方

体言止めは、単に文末へ名詞や代名詞を置けばよいというわけではありません。体言止めの効果を発揮するには、「どのタイミングで用いるか」ということがカギを握ります。つまり、体言止めには、正しく使う技術が必要ということです。

ここでは、体言止めの正しい使い方を次の3つのケースに当てはめて紹介しています。

 

【体言止めを使う正しいポイント】

  • ケース(1)言葉の裏にある気持ちや感情を含ませる
  • ケース(2)特定の名詞を強調させる
  • ケース(3)文章全体にリズム感を生み出す

 

ケース(1)言葉の裏にある気持ちや感情を含ませる

Webライティングにおける体言止めは、意図的に余韻を感じさせるときに最適です。簡単にいえば、言葉の裏にある気持ちや感情を文に含ませるということになります。

次のような体言止めの用例を見るとすぐに理解できるでしょう。

 

【体言止めの用例(1)】

今日の空は雨模様。

 

上記の例文は、「雨模様」という名詞で終わっています。体言止めの使い方によって、その効果はまったく異なります。

「今日の空は雨模様。」という文からは、どことなく「雨が降りそうで憂鬱な気持ち」が伝わってくるはずです。これが、「今日の空は雨模様です。」といった一般的な文にしてしまうと、上記のような余韻は感じづらくなるでしょう。

 

こうした余韻を持たせた体言止めは、ブログやカジュアルなWebライティングに向いています。また、記事の読者に女性をターゲットとしている場合も、こうした体言止めの効果が大いに発揮されるのです。

 

ケース(2)特定の名詞を強調させる

体言止めは、特定の名詞を強調させる効果があります。

ここでも用例を参考にしていきましょう。

 

【体言止めの用例(2)】

今日ご紹介するのは、○○店オススメの「□□」。

 

上記のように、記事のなかでも一押しの商品やサービスなどを紹介するときに体言止めが便利です。特定の代名詞で文を終わらせることで、その言葉の印象が強まります

また、同じ強調効果を持った体言止めでも、少し使い方を工夫することもできます。

 

【体言止めの用例(3)】

今日は○○店がオススメする□□というケーキを紹介していきましょう。

ふわふわのクリームに、頬がとろけるような食感。

まさに絶品です。

 

上記では2行目が体言止めになっています。

今度は、特定の商品ではなく、その特徴について強調されていることが分かるでしょう。さらに、「食感」という名詞に体言止めを用いることで、「美味しいんだよ」という余韻も含ませることもできました。

このように、体言止めの使い方によっては、余韻や強調など複数の効果が表れることもあります。

 

ケース(3)文章全体にリズム感を生み出す

体言止めを効果的に使うことで、文章全体にリズム感を生み出すことができます。

以下のように単調な文章に体言止めを使ってみましょう。

 

【体言止めの用例(4)】

最近、多くのマリンアクティビストから注目を集めているのが小浜島です。

なかでも、幻の島という、なかなか上陸できない島があります。

ここでは、可愛い魚たちと一緒に泳ぐことができ、シュノーケリングに最適です。

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最近、多くのマリンアクティビストから注目を集めているのが小浜島です。

なかでも、「なかなか上陸できない」と話題の幻の島、浜島。

ここでは、可愛い魚たちと一緒に泳ぐことができるので、シュノーケリングには最適なスポットといえるでしょう。

 

上記のように、もともとの文章は、文末が「です、ます」ばかりで単調な印象を受けます。

そこで、2行目を体言止めに変更してみました。もともとの文章に比べると、少しだけリズム良く読めるようになったのではないでしょうか。

こうした体言止めの効果を理解しておくと、Webライティングの際、意図的に言葉の印象をコントロールすることが可能です。記事の品質を高めていくには欠かせない手法といえるでしょう。

 

かえって記事が読みにくくなる!体言止めのNG事例

ここまで体言止めの効果的な使い方をお伝えしてきました。

しかし、その一方で、体言止めの間違った使い方をしてしまうと、かえって文章全体が読みにくくなってしまうのです。

 

上記でお伝えした通り、体言止めは非常に便利です。文末を名詞や代名詞で終わらせるだけで、簡単に文章全体の単調さを和らげることができます。

そのため、私が教えるWebライターの生徒さんのなかにも、体言止めを多用する方が少なくありません。ただし、体言止めをあまりにも多用してしまうのは、ライティングにおいてご法度です。

たとえば、生徒さんのなかでは、次のように体言止めを使う方がいました。

 

【間違った体言止めの使い方】

女性の悩みで多いのがダイエット。

特に、多くの女性が気にするのがリバウンド。

1日ぐらいなら大丈夫かな。

そんな気持ちでついつい食べ過ぎ。

体重がもとに戻ってしまうということも。

 

上記の文章、「簡易的で読みやすい」と感じた方もいれば、逆に「分かりにくい・読みにくい」と感じる人もいるはずです。おそらく後者のほうが多いのではないでしょうか。

なぜなら、この例文のように体言止めを連発してしまうと、要点が伝わりにくくなるからです。

先ほど、体言止めには特定の言葉を強調する効果があるとお伝えしました。しかし、文章に体言止めばかりだと、強調する言葉が多すぎて、「何が言いたいのか分からない」ということになってしまうのです。

 

特に、Webライター初級者の方ほど、文末表現を意識しすぎて体言止めを多用しがちになります。

記事中に体言止めは1個でもあれば十分です。2~3個もあれば、「少し多いかな」という印象を持ちます。それだけ、体言止めから受ける印象が強いということです。

このような体言止めの逆効果に陥らないよう、記事を書き終わった後はしっかりと推敲しましょう。

 

まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

体言止めは、文末表現を簡単に変化できる便利な手法です。また、文に余韻を持たせたり、言葉を強調するといった重要な効果もあります。

ただし、あまりにも多用すると、かえって言いたいことが伝わりづらくなるので注意してください。また、少し稚拙な印象もあるため、専門的な情報を扱うWebライティングには不向きといえるでしょう。

今回の記事を参考に、適度に文章中に用いてみましょう。効果的な使い方ができれば、意図的に文章のイメージを変化させることができるはずです。

 

 

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