3つの文章校正ツールを使った感想|修正が多いライターに役立つのは?

3つの文章校正ツールを使った感想|修正が多いライターに役立つのは?

【著者紹介】

ゆきひろ(yukihiro):WEBライター歴2年半 詳細な自己紹介ページ

クラウドワークスでWEBライターとして登録し、活動1年目に独立。独立して約半年で月収50万円に到達し、今ではサラリーマン時代の3倍を超える収入に。フリーランスの教本やノウハウが確立されていないことに違和感を覚え、ブログを通じて自分自身で「WEBライター向け教科書」を作ることを決意。現在は教育分野に進出し、始めたてのライターやフリーランス向けの講師活動も務める。

 

「記事を納品したのに、何度もクライアントから修正指示が来る……」

 

Webライターにとって大きな悩みとなる、クライアント様からの修正依頼。いったい、納品した記事のどこに問題があったのでしょうか。

もし、このようなお悩みを抱えている方は、「文章校正ツール」を使ってみましょう。

今まで人力で行っていた文章チェックを、より正確な機械に任せてみるのも方法の一つです。校正ツールを利用することで記事中のミスや漏れを減らし、一発で検収(納品したものが合格)終了ということも夢ではありません。

 

しかし、文章校正ツールは無料のものが少なくありません。種類こそ豊富なものの、「あまり役に立たない」というツールも意外と多いものです。

そこで、今回は私自身が無料の校正ツールを使用し、その効果を厳しく評価しました。検証した3つのツールのうち、「本当に使える校正ツール」を1つだけ決めています。

今後のWebライティングの質を高めるためにも、ぜひお役立てください。

 

【この記事でお伝えしたいこと】

  • 本当に良い文章校正ツールを使えば、修正依頼が多いという問題も解決

 

初回記事公開日:2019年8月16日
最終更新日:2019年8月31日

 

なぜクライアントからの修正指示が多いのか?

「記事を納品したのに、何度もクライアントから修正指示が来る……」

 

このように悩んでいるWebライターの方、もしかしたらそのクライアント様は悪質な発注者なのでは——。

しかし、こうも考えられないでしょうか。

あなたはクライアント様が求める記事を納品できていますか?

もし、次の質問に一つでも「Yes」と答えるものがあれば、それは記事の質が問題で修正依頼となっている可能性が高いです。

 

【クライアントから修正が多い原因】

  • 文章に誤字・脱字・タイポ(タイプミス)はありませんか?
  • 文章に表記揺れはありませんか?
  • 受動態を多用しておかしな文になっていませんか?
  • 同音語の間違いはありませんか?
  • 機種依存文字や不快な表現を使っていませんか?
  • 二重否定、助詞不足、冗長表現はありませんか?

 

もし上記のような問題があるとしたら、その記事はクライアント様に納品できるものではありません。

本来、手順に沿って正しくWebライティングができていれば、こうしたミスは事前に避けることができます。クライアント様から修正依頼が多い原因は、そう、「校正不足」です。

Webライティングでは、構成・執筆の後に必ず校正を行います。校正はいわば最終チェック作業です。これを怠れば、上記のように記事中に誤字や脱字が多くなってしまい、何度も修正依頼を受けてしまいます。

 

しかし、人間の目だけですべての問題点を発見し、それを修正していくのは簡単なことではありません。ミスの許されない校正には、もっと正確なツールが必要でしょう。

そうしたチェック作業を機械の目を通して行ってくれるのが、今回お伝えする「文章校正ツール」です。

もし、クライアント様からの修正が多いという方は、校正ツールを使って記事中のミスや漏れを発見していきましょう。「校正の質」が高まれば、記事そのものの品質も向上し、修正指示が減り、今まで以上にクライアント様に喜んでもらえます

 

Webライターにオススメ|3つの文章校正ツールを使った感想

文章校正ツールは無料で使えるものが多いです。ネットで検索すれば多種多様なツールが見つかるでしょう。

しかし、品質はピンからキリまで様々なので、どのツールを選ぶかには注意しなければなりません。

今回は、3つの校正ツールをピックアップし、実際に使ってみた感想をお届けします。最終的に、この中で最もオススメのツールを決めるので、ぜひ最後までご覧ください。

 

【ピックアップした文章校正ツール】

  • Enno
  • 文章校正ツール(so-zou.jp)
  • 日本語校正サポート

 

【検証方法】

  • あらかじめ文章に問題のある記事を用意し、コピペして校正にかける
  • しっかりと問題点を指摘できるかをチェック
  • どの範囲の問題点まで対応しているかをチェック

 

ツール(1)Enno

Enno

 

【校正能力】(○=対応可、×=対応不可)

  • 誤字:×
  • 脱字:×
  • 表記揺れ:×
  • ら抜き言葉:○
  • 受動態:×
  • 同音語の間違い:×
  • 機種依存文字:×
  • 二重否定:×
  • 助詞不足:○

 

たとえ甘く見たとしても、対応能力が低いといわざるをえない校正ツールです。ほとんどのチェック項目にまったく反応しませんでした。

「完璧(かんぺき)」のところを「完壁(かん・かべ)」と入れてみましたが検知せず(誤字)。

「用いる」を「用る」と入れても、こちらも反応しません(脱字)。

 

また、表記揺れはクライアント様でも気にする方が多く、ぜひとも検知してほしいところです。文章中に「分かる」と「わかる」の表記揺れを入れましたが、まったく校正してくれませんでした。

「譲歩できないこともない」という二重否定にも対応していません。

 

「返済総額」と「返済奏楽」は同音語の間違いです。さすがにこれは検知すると思いましたが、まったく間違いを指摘せず。

唯一正しく校正してくれたのは、「ら抜き言葉(食べられる→食べれる)」と「助詞不足(学校に行く→学校行く)」の2つでした。Webライター用の校正ツールとしては少し物足りないところです。

Enno 文章校正ツール

 

ツール(2)文章校正ツール(so-zou.jp)

文章校正ツール

 

【校正能力】(○=対応可、×=対応不可)

  • 誤字:○
  • 脱字:×
  • 表記揺れ:×
  • ら抜き言葉:○
  • 受動態:×
  • 同音語の間違い:×
  • 機種依存文字:○
  • 二重否定:×
  • 助詞不足:○

 

今回使用した文章校正ツールのなかで、唯一「誤字」に対応していました。

また、ほかにも「ら抜き言葉」や「機種依存文字」、「助詞不足」もしっかりと検出できていたため、無料の校正ツールとしては使いやすいといえるでしょう。

できれば、「脱字」や「表記揺れ」など基本的な機能だけは欲しいところでした。

文章校正ツール(so-zou.jp)

 

ツール(3)日本語校正サポート

日本語校正サポート

 

【校正能力】(○=対応可、×=対応不可)

  • 誤字:×
  • 脱字:×
  • 表記揺れ:×
  • ら抜き言葉:○
  • 受動態:×
  • 同音語の間違い:×
  • 機種依存文字:○
  • 二重否定:×
  • 助詞不足:○

 

日本語校正サポートは、無料ツールの中でも設定をカスタマイズできる点が特徴です。

今回は、すべての項目にチェックを入れ、もっとも厳しいチェックを行いました。「ら抜き言葉」や「機種依存文字」、「助詞不足」には対応していたものの、肝心の「誤字」や「脱字」などが検出されず、校正に役立つとはいえません。

日本語校正サポート

 

即検収OK!修正指示を減らす文章校正ツールはどれ?

  Enno so-zou.jp 日本語校正サポート
誤字 × ×
脱字 × × ×
表記揺れ × × ×
ら抜き言葉
受動態 × × ×
同音語の間違い × × ×
機種依存文字 ×
二重否定 × × ×
助詞不足

 

今回お伝えした3つのツールで、もっとも優れた機能を持つのが「文章校正ツール(so-zou.jp)」です。

しかし、もっとも重要な「脱字」や「表記揺れ」を検証することができず、Webライター用の校正ツールとして利用するのは物足りない印象を受けました。無料で利用できることもあり、完全に信頼して使うことは避けたほうが無難でしょう。

よって、無料の校正ツールは、あくまで簡易的なサポートという認識で利用することをオススメします。

 

しかし、これではクライアント様に質の高い記事は提出できません。しっかりと校正できていなければ、また修正指示を受ける可能性が出てきます。

そこで、もう一つだけ校正に役立つ無料ツールをお伝えします。こちらは、今回紹介した3つのツールが苦手だった、「脱字」や「表記揺れ」、「受動態」などのチェックに優れています。「文章校正ツール(so-zou.jp)」と併用することで、より効果の高い校正が可能です。

 

もう一つの校正ツールは、次回の記事でお伝えします。ぜひ、そちらもご確認ください。

【次ページへ → 最強の無料校正ツールは意外と身近なところに……

 

まとめ|校正・校閲はツールに頼り過ぎないこと

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

校正や校閲は、Webライティングにおける最終段階の重要な作業です。

今回はその作業に役立つ3つの校正ツールを紹介してきましたが、無料ツールでは出来ることに限界があることも確かです。そのため、こうした無料の文章校正ツールに頼り切ることはオススメしません。

その代わり、自分の目で記事をチェックすることに重点をおきましょう。自分自身で校正を行うということは、誤字や脱字、表記揺れ以外にも、「文章全体の流れの悪さ」や「論理性の欠如」といった重大な欠陥が見つかることが多いです。

また、自ら執筆した文章を見返すと、自分の癖やパターンなどがつかめてきます。記事を書くたびに校正すると、それだけで文章の質を高めていくことができるのです。

もちろん自分で校正するだけでは時間がかかり過ぎます。そこで、今回お伝えした校正ツールや、次回で紹介するツールを副次的に活用し、チェック作業の効率を高めていきましょう。ただし、こうした道具(ツール)に依存しすぎてはいけません。

 

 

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