フリーランスライターが独立するタイミングを3つの指標から分析

フリーランスライターが独立するタイミングを3つの指標から分析

【著者紹介】

ゆきひろ(yukihiro):WEBライター歴2年3ヶ月 詳細な自己紹介ページ

クラウドワークスでWEBライターとして登録し、活動1年目に独立。独立して約半年で月収50万円に到達し、今では本業の3倍を超える収入に。フリーランスの教本やノウハウが確立されていないことに違和感を覚え、ブログを通じて自分自身で「WEBライター向け教科書」を作ることを決意。現在は教育分野に進出し、始めたてのライターやフリーランス向けの講師活動も務める。

 

  • フリーランスとして独立するベストなタイミングはいつか?

 

このような悩みを感じる方は意外と多いものです。このブログをご覧いただいた読者の方に、よく上記のようなご質問をいただくからです。

 

私がWebライターとして独立したのは活動から1年が過ぎてからでした。しかし、独立した私自身、独り立ちするタイミングは活動期間によって決めるべきではない、と思っております。

たとえば、副業ライターとして5年の活動実績があったとしましょう。活動期間だけみるとベテランライターにも感じてしまいます。ただ、この方の執筆ペースは週に1回、それも1日2~3時間のみというようであれば、たとえ5年のライター活動があっても大した能力は身についていないことでしょう。

この例でお分かりの通り、独立するタイミングをはかるには「活動期間」ではなく、「ライターとしての能力」が欠かせません。能力のないまま独立してしまえば、思ったように仕事が獲得できず泣きを見ることにもなってしまうからです。

 

では、「能力」とはいったいどのようなものを指すのでしょうか。

今回はフリーランスのなかでもWebライター向けに、能力にまつわる3つの指標をもとに独立のタイミングを解説していきます。

 

【この記事でお伝えしたいこと】

  • フリーランスとして独立できなければ3つのリスクを抱える。独り立ちするベストなタイミングとは?

 

初回記事公開日:2019年6月23日
最終更新日:2019年6月23日

 

フリーランスが独立するベストなタイミング(Webライター向け)

フリーランスとして独立するタイミングは、現在働いている業種や職種によっても異なります。私の場合、Webライターとしての活動実績しかないため、ここでは主に執筆活動を行っている方に向けて情報をお伝えしていきましょう。

 

冒頭でも述べた通り、Webライターが独立する機会をはかるために重要なのは「活動期間」ではありません。執筆ペースには個人差があるため、活動期間の長短によって単純にライターとしての経験値を数値化できないからです。

そこで、代わりに用いる3つの要素があります。以下をご覧ください。

 

【フリーランスライターが独立するために考えたい3つの要素】

  1. 平均文字単価
  2. 執筆スピード・効率性
  3. 受注実績

 

平均文字単価とは、現在抱えている仕事の文字単価をすべて合算し平均化させた数字のことです。3社のクライアント様を持ち、それぞれ「1円」「2円」「3円」の契約文字単価だとすると、平均値は「2円」ですよね((1円+2円+3円)÷3社)。

次に、執筆スピードとは、1記事を作成するのにどれくらいの時間がかかるかという指標です。各記事には規定文字数があるので、ここでは「3,000文字の分量を何分で書けるか」ということを基準とします。

最後に、受注実績とは、これまでに獲得した案件数のことです。クラウドソーシングサイトであれば、ご自身のプロフィールページに受注実績が記録されています。

 

この3つの要素をもとにライターの基礎力、すなわち「能力」を推し量ることが可能です。

そして、この各能力値が次にお伝えする基準を超えていれば、すぐにでも独立すべきでしょう。

一方で、一つでも基準を下回っている要素があるとすれば、独立するのは少しだけ脇に置き、その能力を達成できるまで副業ライターを続けるべきです。

では、独立するタイミングを決める、3つの要素の基準を発表していきます。

 

【フリーランスライターが独立するベストなタイミング】

  • 独立時期(1):平均文字単価が1.0円を超えたとき
  • 独立時期(2):3,000文字を2時間ほどで書けるようになったとき
  • 独立時期(3):受注実績が120件を超えたとき

 

独立時期(1):平均文字単価が1.0円を超えたとき

平均文字単価1.0円といえば、あなたは低いと感じるでしょうか、それとも高いと感じるでしょうか。高いと感じる方は、この数値をベースに単価が上がる努力を行っていきましょう。

【関連記事 → 文字単価アップに役立つ記事に盛り込みたい6つの要素

 

もし、1.0円という単価が低いと感じた方も心配は不要です。

正直なところ、Webライターの業界で文字単価1.0円はそれほど良い数字ではありせん。しかし、フリーランスの独立に、競合相手もビックリするような高単価案件ばかりを抱えている必要はなく、平均文字単価1.0円でも十分に専業ライターとして活動していけます

私が独立した当時も、平均するとおおよそこのくらいの文字単価でした。それでも十分に生活できるほどの収入になったのは、以下で紹介する2つの条件も同時に備わっていたからです。

 

独立時期(2):3,000文字を2時間ほどで書けるようになったとき

Webライターが独立のタイミングをはかるとき、執筆スピードは非常に重要です。

あなたは今どのくらいのペースで記事を書いていますか?

もし、1記事3,000文字を執筆するのに3時間以上もの時間がかかっていた場合は、独立をオススメできません。その理由は、先ほどの平均文字単価と、ここで挙げた執筆スピードによって月当たりの予測収入を計算してみると分かります。

 

【Webライターが独立した後の収入シミュレーション(1)】

  • 1日の稼働時間:8時間
  • 1ヶ月の稼働日数:25日
  • 平均文字単価:1.0円
  • 執筆スピード:3,000文字/8時間
  • 1日の収入予測:8時間 ÷ 8時間 × 3,000文字 ×1.0円 = 3,000円
  • 1ヶ月の収入予測:3,000円 × 25日 = 75,000円

 

【Webライターが独立した後の収入シミュレーション(2)】

  • 1日の稼働時間:8時間
  • 1ヶ月の稼働日数:25日
  • 平均文字単価:1.0円
  • 執筆スピード:3,000文字/2時間
  • 1日の収入予測:8時間 ÷ 2時間 × 3,000文字 ×1.0円 = 12,000円
  • 1ヶ月の収入予測:12,000円 × 25日 = 300,000円

 

上記のシミュレーション(1)と(2)は、執筆スピードが3,000文字に8時間かかるのか、それとも2時間で終わるのかという条件しか変わりません。それだけなのに、1ヶ月の収入は75,000円と300,000円という大きな差が生まれましたよね(スピードが4倍になることで収入も4倍に)。

クラウドソーシングサイトを利用している方なら、この収入からさらにシステム手数料が引かれ、税金や保険料、執筆に要したコスト(書籍代など)も考える必要があります。それらを差し引くと上記の予測額が少し低くなりますが、3,000文字を2時間ペースで書ければ十分に生活ができます。

 

このように、困難な単価アップを無理に目指さずとも、執筆速度を高めることで稼ぐ力が増し、フリーランスとしての独立に一歩近づけるということです。

【関連記事 → Webライターの執筆速度を高める11個のコツ

 

独立時期(3):受注実績が120件を超えたとき

Webライターの独立するタイミングをはかる最後の指標が受注実績です。

条件(1)と(2)をクリアしたとしても、思うように仕事が受注できなければ成功はおぼつかないでしょう。

特に、副業ライターとして活動しているときは、時間の関係からクライアント様の数はそれほど多くないはずです。が、独立して生活できるだけの仕事を確保するには、やはり取引先の数を増やして仕事の安定をはからなければなりません

 

仕事を安定して確保するために必要なものは「実績」です。なかでも受注実績は、ライターとしての信頼性と権威性を高める重要な指標といえます。クライアント様の立場にたてば、受注実績が10件と1,000件の人とでは、どちらのライターに仕事を依頼するかは想像に難くありません。

受注実績が120件あれば、クラウドワークスならワーカー検索ページで上位20ページ(トップ2,000人)前後にはギリギリ滑り込めます(2019年6月時点)。このぐらいになってくるとスカウトによる受注数も飛躍的に上昇しますし、初めて案件に応募したときもクライアント様が安心して仕事を任せてくれるのです。

 

また、受注実績を120件積み重ねるのは、それほど大変なことではありません。

副業ライターでも月に10件ほどの受注をコツコツと積んでいけば、おおよそ1年ほどで達成できる数値です。

 

さて、ここまでフリーランスが独立する時期の指標として3つのポイントをお伝えしてきました。たとえ独立のタイミングが時期尚早だとしても、各数字を意識して仕事を行うことでライターとして一つの目標にもなるでしょう。

ただ、「Webライターの仕事が好き」「成功したい」「長くこの仕事を続けたい」という方は、遅かれ早かれ独立を視野に入れることをオススメします。反対に、なんやかんやと理由をつけて独立を渋っていると、以下で紹介するような大きなリスクに悩まされることにもなりかねません。

 

副業ライターのまま独立しない3つの危険性

フリーランスが独立するタイミングについて、今まで3つの指標をつかってベストな時期をお伝えしてきました。

このブログでは、副業からフリーランスを始めることを推奨しています。Webライターなど今まで経験のないことを、いきなり専業としてスタートさせてしまうとあまりにもリスクが大きいです。最初のうちは本業の収入という後ろ盾があるうちに、しっかりとライターとしての実績を積み重ねていくことが基本となります。

しかし、いつかはその「後ろ盾」も「甘い汁」に変化することを忘れてはいけません。

ずるずるダラダラと副業ライターを続けていては、成功したくても成功できないという、次のようなリスクが発生してきます。

 

  • 独立しないリスク(1):二兎を追うものは一兎をも得ず
  • 独立しないリスク(2):いつまで経っても自分の時間がとれない
  • 独立しないリスク(3):精神的に追い込まれることも

 

独立しないリスク(1):二兎を追うものは一兎をも得ず

会社員などの本業を抱えつつ、Webライターを副業とする働き方を言葉で表すと「二足の草鞋(わらじ)を履く」ですよね。しかし、二足の草鞋を履くということは、同時に「二兎を追う者は一兎をも得ず」にもなりかねない点に気をつけなければなりません。

 

たとえば、朝9時から夕方6時まで会社勤めをしている方が、空き時間を利用してライター活動を行っているとしましょう。平日であれば会社から帰宅すると午後7時で、ご飯やお風呂を済ますと8時を回ります。さらに、仕事帰りで疲れているでしょうから、休憩をしていると9時くらいになるかもしれません。

毎晩12時に就寝していたとすると、ライティング活動に費やせるのは1日にたったの3時間弱しかありません。しかも、残業で遅くまで会社に残らなければならないときには、さらに執筆時間が削られます。

一度でもWebライターとして活動したことのある方ならお分かりかと思いますが、1記事を作成するのは時間がかかるものです。単に文章を書くばかりではなく、構成を考え、詳しい情報を調べ、できあがった作品もしっかりとチェックする必要があります。

 

副業ライターの場合、こうした限られた時間のなかで成果を出していくのは難しいでしょう。

専業でライティング活動を行っている場合、1日に8~10時間ほど働く人も珍しくありません。すると自然にたくさんの記事が書けますよね。文章を書く量が増えれば、それだけライティングスキルが向上するのも自明の理です。

ライティングスキルが高まれば作品の質があがり、単価アップや受注率の向上につながります。つまり、執筆活動に集中して時間を配分している人のほうが、最終的にはライターとして成功しやすいといえるのです。

反対に、なかなか執筆時間が確保できなければ実績やスキルの蓄積も非効率となります。また、執筆時間ばかりではなく、自分の時間がとれないことも、ライターで成功する確率を高めるときに大きなハードルとなるのです。以下をご覧ください。

 

独立しないリスク(2):いつまで経っても自分の時間がとれない

フリーランスとして独立せずに副業ライターを続けていると、いつまで経っても自分の時間がとれません。先ほどお伝えしたように、会社員の方が平日に確保できる執筆時間は微々たるものです。すると、土曜・日曜の週末に集中してライティングを行うようになりますが、これでは自分の趣味や遊びに費やす時間もなくなります。

また、遊ぶ時間が確保できなければ、当然「学ぶ時間」も極めて限られてくるでしょう。

Webライターの数はクラウドワークスだけでも6万人(2019年6月時点)を超え、自ら努力して勉強をしなければ勝ち残るのも難しい仕事です。ライターとして独立していれば多くの場合、自分の時間もきっちりと確保し休日もとれますので、勉強に費やすことも易しくなります。

このような環境のなかでライティングスキルを高める時間がとれないようであれば、競合相手に立ち向かうことができず、いずれは淘汰されてしまう存在になりかねません

 

独立しないリスク(3):精神的に追い込まれることも

副業ライターとして働く人は、本業の仕事内容とライティングというジャンルがまったく別のものという場合も多いのではないでしょうか。そうなると、「自分のやりたい仕事」と「そうでもない仕事」の板挟みにあって、精神的につらい立場に追い込まれてしまうこともあります。

 

私も次のような経験をしたことがあります。まだ本業のサラリーマンとして給与をもらい、副業ライターとして活動していたころの話です。

本業の仕事は自ら望んで選んだこともあり決して退屈な仕事ではありませんでした。しかし、それ以上にライティングという仕事に面白さを感じていましたし、自分の裁量で成果が決まるフリーランス活動にも大きな魅力を見出していたのです。

自分のもっとも好きな仕事であるはずのライター活動に避ける時間はほんの少し。一方で、1日の大半は、それよりも劣る本業に時間を費やさなければなりません。本業の仕事中に執筆活動のことを考えたことは何度もあります。

こうした環境が長く続くと、心がモヤモヤして気持ちの悪い感覚に襲われることがあるのです。ライター活動が気になって本業にも集中できなければ、本来もっと仕事したいはずの執筆業は時間が不足しがち——。このリスクについては人によって感じ方が異なるかと思いますが、同じ経験をされた方も多いのではないでしょうか。

 

フリーランスが独立を決意した後に行う大切なこと

フリーランス一本で頑張ってみようと決意した方は、まず最初にやるべきことがあります。

それが、会社の退職計画を立てることです。

ただいまアルバイトやパートが本業という方なら、それほど退職に関して悩む必要はありません。上司に退職の意思を示し、退職届を出すだけで済みます。

しかし、正社員として働いている方にとって退職は大きな問題です。後に引き継ぐ仕事量も多くなれば、社会保険や退職金などの手続きも煩雑になってきます。もちろん退職を伝えるタイミングも重要で、できれば円満に去りたいものです。

 

このような会社を正しく退職する方法や計画の立て方など、次の記事で詳しくお伝えしています。

実をいう私は円満退職に失敗した身であることから、読者の方にはこのようになってほしくないという思いから記事を書きました。退職も独立と同じくタイミングが重要ですので、事前にしっかりと計画を立てておきましょう。

【次ページへ → 会社を辞めるタイミングを時系列順に解説

 

【フリーランス独立のタイミング】まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

フリーランス活動だけで生計を立てていくことにリスクや不安、恐怖を感じる方も多いでしょう。しかし、今回お伝えした3つの要素をしっかりと備えていれば、意外と独立してもうまくいくものです。

また、Webライターとして独立することで様々なメリットもあります。

たとえば、今まで以上にライティング活動に時間をかけることができるようになったことで、豊富な専門知識へとつながり、それが新しい仕事に発展することもあるのです。仕事の幅が広がることで本業を超える収入も夢ではありません。さらに今までとは異なる人脈を形成できたり、モチベーション向上など生活全般に恩恵が表れます。

 

ただ、人間ですので、それでも「やっぱり不安」になる気持ちは分かります。そうした不安を抱えたまま会社にも相談できず、一人で抱えたままにしておくのは不健全です。私でよければいつでもご相談に乗りますので、お気軽にメッセージをお送りください。

 

ちょっと一息】(*´ο`*)=3

 

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