直接契約で業務委託契約をむすぶ方法(フリーランス向け)|書類のテンプレも

直接契約で業務委託契約をむすぶ方法(フリーランス向け)|書類のテンプレも

直接契約で業務委託契約をむすぶ方法(フリーランス向け)|書類のテンプレも

 

初回記事公開日:2019年4月14日
最終更新日  :2019年4月14日

 

こんにちは、こんばんは!

クラウドワークス(Crowd Works)でライターとして活動しております、ゆきひろです。

【筆者の自己紹介:WEBライターゆきひろについて


 

前回の記事では、「フリーランスの「業務委託契約」と「秘密保持契約」を学ぶ|クラウドソーシングサイトの契約方法」ということで、クラウドワークスの事例をもとに業務委託契約を詳しくお伝えしました。

クラウドソーシングサイトでは、「メッセージ画面」と「業務委託契約書」が同じページに混合しているため、特に書面を用意することもなければ、難しい知識を習得するほどではありませんでした。

 

しかし、クライアント様と直接契約を結ぶ場合には、フリーランスから業務委託契約書を用意することも多くなるため、その内容についての理解が必要です。また、クライアント様が書面を用意してくれる際も、中身をじっくりと読む必要があるため、契約書の書き方を学んでおく意義は大きいと言えるでしょう。

今回は業務委託契約書のテンプレも用意しておりますので、わざわざ一から作成する手間も要りません。ご必要な場合は、「業務委託契約書の書き方|テンプレのダウンロード可能!」という見出しから取得してください。

 

それでは、フリーランスに大切な「業務委託契約書の知識」を詳しくお伝えしていきましょう!

 

この記事でお伝えしたいこと

  • 業務委託契約書の書き方や見方を学ぶことで、直接契約がスムーズに!

 

業務委託契約とは?「報酬」がベースになる点に注意!

業務委託契約については前回の記事で詳しくお伝えしました。ここでは詳しい紹介は省きますが少しだけおさらいしておきましょう。

業務委託契約は、ビジネスマンの方などが勤め先と結ぶ「雇用契約」と似ています。しかし、雇用契約は「労働」に対する「給与」をベースとしていることに対して、業務委託契約は「成果」に対する「報酬」が基本です。

また、雇用契約では、雇う側(会社)と雇われる側(労働者)という上下関係が基本ですが、フリーランスなどが結ぶ業務委託契約は、発注者(企業など)と受注者(ワーカー)は対等な関係で契約が行われます。

これが業務委託契約の基本となりますので、もう少し詳しく知りたいという方は、以下のリンクよりご確認ください。同時に秘密保持契約も直接契約時に重要となるため、一緒に覚えておきましょう。

【関連記事 → 業務委託契約(と秘密保持契約)を学ぶ

 

直接契約を結ぶときの業務委託契約|手順と方法

直接契約は、たとえば企業やWEBサイトなどを訪問し、営業によって取引を結ぶなどの方法があります。クラウドソーシングサイトでは、そのサービス内で出会った発注者との間で直接契約を結ぶことを禁止しているため、スカウトを受けてもなるべく避けることを推奨します。

ただ、長年フリーランスを続けていると、お付き合いのあったクライアント様から新規の取引先を紹介してもらったり、ポートフォリオや実績が充実してきたことにより、販路が拡大することもあるでしょう。

そうした直接契約時には業務委託契約を結ぶ必要があるため、ここではその手順と方法をお伝えしていきます。

 

業務委託契約を結ぶ手順

業務委託契約を結ぶ手順としては、次の5つのステップをご覧いただくと分かりやすいです。

  1. クライアント様と仕事内容の打ち合わせを行う(納期・単価・分量など)
  2. 受発注者の間で仕事内容に同意し合う
  3. 業務委託契約書を用意する(または用意してもらう)
  4. 受発注者の間で業務委託契約書に署名捺印する
  5. お仕事開始

 

それほど難しくありませんよね。いつもクラウドソーシングサイトをご利用している方にとっては、3番目の「業務委託契約書を用意する」という点が異なるだけです。クラウドソーシングサイトでは契約書がすでに用意されているため、受発注者の双方で「契約」ボタンを押すだけで済みました。

しかし、直接契約時には必ず業務委託契約書を用意して、お互いに合意(署名捺印)ができてから仕事を始めましょう。この業務委託契約書がなければ、仮に報酬金の未払いトラブルなどに遭った場合でも、最悪の場合は回収不可能になることも考えられます。

 

直接契約時の業務委託契約書は、たとえば半年や1年など長期契約を結ぶ場合に便利です。その契約期間であれば、何度も契約書をやり取りする必要はありません。最初に締結した書面のみで期間中に効力を持ちます

 

業務委託契約を結ぶ方法

クライアント様と仕事内容の打ち合わせを行う(納期・単価・分量など)

業務委託契約書に反映される内容は、この打ち合わせ段階での商談がベースとなります。たとえば、納品価格や単価、納期、契約期間、仕事ペースなど、細かい情報も書面に反映されることがあるため、後から変更が利きにくくなるので注意です。

たとえ、打ち合わせ中に決めた内容が、いざ仕事を開始して不当なものであっても変更を受け付けてくれないこともあります。クライアント様から、「打ち合わせも行ったし契約書にも同意したでしょ」と正論を吐かれても仕方ありません。

そのため、この打ち合わせ時では仕事の詳細をしっかりと詰めておきましょう。少しでも不明な点があったり、少しおかしいなと感じる部分は、遠慮せず相手に確認することをおすすめします。

 

受発注者の間で仕事内容に同意し合う

クライアント様とフリーランスとの間で、仕事について同意し合えば取引が開始されます。ただし、口頭やメール、チャットなどでは同意事項として心もとないため、しっかりと書面で契約を結んでおくのです。

 

業務委託契約書を用意する(または用意してもらう)

業務委託契約書は、双方どちらかに契約違反があった場合、その責任の所在を法的に明らかにする書類です。

クライアント様が大手企業の場合、向こうの雛型で契約書を用意してくれることもあります

また、クラウドソーシングサイトで業務委託契約を結ぶ場合でも、別に契約書を用意しておくことも少なくありません。クラウドソーシングはサイト内で用意されている契約書とは別に、双方で個別に結ぶ契約書も良しとしています。この方が互いの責任の所在がはっきりとするため、トラブルが起きたときも対処しやすくなるのです。

 

さて、直接契約時に、フリーランス側から契約書の用意を持ち掛けることもあります。

たとえば、私の場合はまず、

「契約書をこちらで用意することもできますが、いかが致しましょうか」

 

というように持ち掛けた後、もしクライアント様が「お願いします」というようであれば契約書を作るようにしています。また、「こちらで準備致しますので大丈夫です」というように、クライアント様で用意してくれることも多いです。

ただし、業務委託契約書の内容は各社によって差があるため、中身をしっかりと確認しておかなければなりません。その確認のためにも、基本的な契約書の書き方は覚えておいた方が良いと言えるでしょう。

 

受発注者の間で業務委託契約書に署名捺印する

契約書の内容に双方が同意すれば、その意思を表すために署名捺印を行います。これで契約は締結ということです。

 

お仕事開始

契約が締結した後は「履行」です。つまり、契約した仕事を実際に行っていきましょう。

業務委託契約書には納期や納品数などについて厳密に記載することもあるため、作品の提出や納品、仕事ペースなど事前に打ち合わせした内容を必ず守って仕事を行ってください。明らかな納期遅れなど、それだけで即契約解除になってしまうこともあるので、タスク管理やスケジュール管理も大切です。

【関連記事 → フリーランスのスケジュール管理法を徹底解説

 

フリーランスが業務委託契約書を書くときに注意すべきこと

フリーランス、もしくは個人事業主がクライアント様と業務委託契約を結ぶ場合、その契約書の書き方について注意ポイントを提示しておきます。

業務委託契約書を作成するとき、または相手から送付された契約書に目を通すとき、主に2つのポイントに注意して契約を結びましょう。

  • フリーランスの職種によって注意すべきポイント
  • 業務委託契約書の各項目ごとに注意すべきポイント

 

次の項目でそれぞれ詳しくお伝えしていますので、契約書を作成する前にご確認ください。

 

フリーランスの職種によって注意すべきポイント

フリーランスや個人事業主には様々な職種があります。その職種が違えば、契約書の内容にも差が生まれますので、ご自身のスタイルに合ったものを選びましょう。

たとえば、契約書に報酬体系を記載しないこともありますが、絶対に書いておくべき職種が存在します。それは「コンサルタント業」です。コンサルティングは業務内容によって毎回異なる料金体系になることも多く、契約書にそれを記載していなければトラブルのもとになります。

また、ソフトウェア開発などIT系の職種は、業務内容だけでも膨大な資料に及ぶ場合も少なくありません。こうしたときは、契約書とは別に、業務内容を詳しく記した「仕様書」や「要件定義書」などを用意することが多いです。

開発業や製造業で、特許権や実用新案権、著作権などを利用(建物やソフトウェア等)する場合には、その取扱いも業務委託契約書に記載しておく必要があります。

業務委託契約書の各項目ごとに注意すべきポイント

業務委託契約書では、複数の項目に分けて、それぞれ契約内容や禁止事項などを定めています。ここでは、汎用的な項目を数点ピックアップし、それぞれの注意点をお伝えします。

 

業務内容に関する規約を定める項目

業務内容に関しては事前の打ち合わせによって決まることが多いですが、その中身を詳しく文面に残しておくようにしましょう。そのために、業務委託契約書では、まず最初に「業務内容に関する規約」という項目を加えることが多いです。

たとえば製造業の場合は、単に製品の仕様や概要だけを記載しておくだけではなく、最終段階で行う検品・保管・発送などのルールまで細かく定めておきましょう。

 

報酬の支払い時期に関する項目

報酬の支払いは、作品を提出(納品)するごとに料金を支払うのか、または月額制にするのか、クライアント様によって複数の選択肢があるはずです。会社によって違いがあるということは、その支払い時期も明確に定めた文面が必要となります。

支払い方法の中には、作品や製品がある段階まで達したときに料金が発生することもあるでしょう。

たとえば、製造から検品までの業務で契約している場合、いったん生産が完了した時点で一定割合の支払いを行い、検品が終わって完全な報酬を渡すという方法もあります。このような場合、「製造部分が完了した時点で」というように、各工程の段階を分かりやすく明記しておくことが重要です。

 

禁止事項に関する項目

禁止事項に関しては、クライアント様が用意する業務委託契約書に多い項目です。たとえば、ワーカーが報酬をより多く稼ぐために、不正行為を働いて分量を水増ししたり、情報量を故意にコントロールすることもあります。そうした行為を防ぐために禁止事項が設けられることが多いです。

また、ワーカー側で契約書を用意する場合でも、こうした禁止事項をしっかりと記載しておくことで、トラブル時のスムーズな解消とともに、クライアント様からの信頼を醸成することにも繋がります。

禁止事項のサンプルとしては以下の通りです。

  • 誇大広告や執拗な勧誘にあたる行為の禁止
  • 報酬の獲得を目的として、故意に短期の契約を結ぼうとする行為の禁止
  • 報酬を増やす目的で、作業量や業務範囲の水増しする行為の禁止  など

 

業務委託契約書の書き方|テンプレのダウンロード可能!

業務委託契約書はテンプレや雛型を利用する方法がもっとも簡単です。業種によって契約書の内容は異なりますが、基本的な項目は同じことが多いため、テンプレを生かして必要に応じて修正していくと良いでしょう。

私が直接契約時に利用している業務委託契約書を、テンプレとして掲載しておきます。以下よりダウンロードできますので、必要に応じて項目を修正するなどしてご活用ください。

業務委託基本契約書(サンプル)】(Wordファイル)

 

なお、私がWEBライターということもあって、サンプルは執筆業向けになっております。

クライアント様とフリーランス双方で記載が必要な個所は、Wordのコメント機能で提示しております。基本的には、甲の部分にはクライアント様、乙にはフリーランスの情報を記載することが基本です。最後に捺印も忘れないでください。

書類は2部印刷し、1部はクライアント様の控え、もう片方はフリーランスの控えとして大切に保管しておきましょう。

 

クライアント様と直接契約を結ぶメリットや注意点も知っておこう!

フリーランスとして長く活動していると、紹介や営業などによって販路が拡大し、クライアント様と直接契約を結ぶことも増えてきます。直接契約では、クラウドソーシングサイトで必要だったシステム利用料や出金手数料が不要となるため、よりフリーランスの報酬を底上げすることも可能です。

ただ、クラウドソーシングサイトで便利な「仮払いシステム」や「マイルストーン払い」などは利用できなくなるので、直接契約にはそれなりの注意点やデメリットも存在しています。

今回は業務委託契約書について知ったので、次は「直接契約のメリットや注意点」についても学んでいきましょう。

【次ページへ → 直接契約を結ぶメリット・注意点

 

【直接契約時の業務委託契約】まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

クライアント様と直接契約を結ぶことで、今までクラウドソーシングサイトが用意してくれていた業務委託契約書を自分で作成しなければなりません。ただし、契約期間中であれば何度も契約書を作成する必要なないので、今回掲載したテンプレをご活用ください。

また、クライアント様の方が契約書を用意していただいた場合は、今回お伝えした注意事項などをよく読み、何かおかしい点がないか十分にチェックしておきましょう。

契約書の書き方を学べば、今度は直接契約のメリットを最大限に生かすことができます。特にクラウドソーシングサイトで必要だった手数料がかからなくなる点は、多くのフリーランスにとって大きな魅力です。良いクライアント様を見つけ、末永くお付き合いができることを願っております。

 

ちょっと一息】(*´ο`*)=3

 

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それでは、また次回お会いしましょう!

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