クラウドワークスで源泉徴収票(支払調書)を発行してもらう方法

クラウドワークスで源泉徴収票(支払調書)を発行してもらう方法

クラウドワークスで源泉徴収票(支払調書)を発行してもらう方法

 

初回記事公開日:2018年10月31日
最終更新日  :2019年4月12日

 

こんにちは、こんばんは!

クラウドワークス(Crowd Works)でライターとして活動しております、ゆきひろです。

【筆者の自己紹介:WEBライターゆきひろについて

【前回アップした記事:フリーランスの「業務委託契約」と「秘密保持契約」を学ぶ|クラウドソーシングサイトの契約方法


 

フリーランスとして仕事を進めるには、「源泉徴収票(支払調書)」について理解しておく必要があります。前回お伝えした「業務委託契約」や「秘密保持契約」と同じくらい、この「源泉徴収」への理解は重要です。

源泉徴収票といえば、ビジネスマンとして会社勤めをしている際に馴染みのある言葉ですよね。企業で働く人は、会社側が納税手続きのすべてを行ってくれますので、それほど源泉徴収を気にする必要はありませんでした。

しかし、フリーランスとして働くようになると、今度は自分で責任をもって税金を納めなければなりません。いわゆる「確定申告」です。

源泉徴収票とは、その確定申告時に必要となる書類なので、必然的にその知識が要ります

 

今回は、源泉徴収に関して、誰でもわかりやすい言葉で丁寧に解説しています。また、クラウドワークスで源泉徴収票(支払調書)を発行する方法も同時にお伝えしていきますので、この記事を読めば「源泉徴収って何」という疑問はすべて解決です!

 

【この記事でお伝えしたいこと】

  • 源泉徴収について理解することで確定申告の手続きがグッと楽になる!

 

個人事業主(フリーランス)でも源泉徴収は行われる?

源泉徴収とは、受け取る収入からあらかじめ税金を徴収しておくシステムのことです。

たとえば、会社勤めのビジネスマンの方であれば、受け取る給与からあらかじめ税金の徴収が行われます(天引き)。そして、収入額から納税額を引いた金額を、「手取り給与」として受け取るのです。

この源泉徴収時には、おおよその割合で所得税と住民税が引かれます。そして、12月の年末調整時に、源泉徴収で納めすぎた税金の一部を納税者に還付するということです。年末になると「年末調整分」として、数万円の還付金を受け取った記憶がある方も多いのではないでしょうか。

会社勤めの方であれば、こうした納税や還付金の手続き(確定申告)は会社側が行ってくれていました。

そのため、ビジネスマンの方であれば、特に源泉徴収を気にする必要はありませんでしたが、フリーランスとして働くからには源泉徴収の知識が必要です。なぜなら、クライアント様と結ぶ業務委託契約の中でも源泉徴収が発生するからです。

 

フリーランスの源泉徴収は、報酬などを受け取る際に、クライアント様があらかじめ一定率の税金をその報酬金額から差し引く手続きを指します。つまり、クライアント様が報酬を支払った段階で、あなたの代わりに納税を行ってくれているのです。

しかし、フリーランスは翌年の2月から3月にかけて、必ず前年度(1月1日~12月31日)の所得を国に報告しなければなりません。その所得から納税額を算出し、確定申告として税金を納めるということです。一方で、クライアント様から源泉徴収された(すでに支払った)税金に関しては、もちろん納税する必要はありません。

ただ、税務署からすると、「あなたの収入からいくら源泉徴収されているかはわからない」ということなので、フリーランス自身が源泉徴収額を申告しなければならないのです。この源泉徴収額の申告ができていなければ、最悪の場合は、すでに支払っている税金を再び納めることとなり、コストが膨れ上がってしまいます。

では、一体どうすれば良いのでしょうか。

 

クライアント様に源泉徴収された場合は「支払調書」を発行してもらう

フリーランスがクライアント様から源泉徴収された場合、「いくら徴収したか」がわかる「支払調書」を発行してもらいましょう。

支払調書とは、源泉徴収票と似ていますが、フリーランスなど個人事業主に対して報酬や料金を支払ったときに必要な法定調書です。源泉徴収票は「給与」を対象としていましたが、支払調書は「報酬・外注料金」が対象となることに違いがあります。

会社と「雇用契約」を結んでいるビジネスマンは「給与」、クライアント様と「業務委託契約」を結んでいるフリーランスは「報酬」と、その収入体系が異なることは前回の記事でも紹介しましたよね。

【業務委託契約のおさらい! → フリーランスの契約方法を学ぶ

 

支払調書は源泉徴収票と収入体系が異なるだけで、その考え方自体は同じです。クライアント様があらかじめ支払った報酬から税金分を引き、フリーランスに代わって納税を行ってくれています。

もちろん、源泉徴収票と同じように、支払調書でも納めすぎた税金は戻ってきます(還付)。しかし、源泉徴収票の場合はその年の年末調整で還付金が戻りますが、支払調書では翌年2~3月の確定申告時にならなければ還付金は戻ってきません。さらに、税務署側の諸々の手続きもあるため、実際に還付金が手元に受け取れるのは確定申告から約1~2ヶ月後のことになります。

 

ただし、確定申告時にこの支払調書が必要となるかといえば、実は提出の義務はありません。が、申告内容に不備があった場合は税務署から提出要請がくるため、必ず手元に保管しておきましょう。

また、支払調書には「報酬金額」と「源泉徴収額」が記載されているため、確定申告時に書類を持っていくと、所得金額と源泉徴収額の計算がとても楽になります。

 

源泉徴収が必要な業種

源泉徴収が必要な業種はある程度決まっています。クラウドワークスでは色々な業種がありますが、実は全てがすべて源泉徴収する必要はないのです。

では、フリーランスの仕事で源泉徴収が必要な職種は何か?

国税庁の所得税法に詳しい記述があるので、まずは以下をご覧ください。

 

【原稿等の報酬又は料金】

204-6 法第204条第1項第1号に掲げる原稿の報酬その他の報酬又は料金に該当するかどうかについては、おおむね表6のとおりである。(昭46直審(所)19、昭49直所2-23、平5課法8-2、課所4-6、平19課法9-9、課個2-20、課審4-32改正)

参考:国税庁、所得税法

報酬又は料金の区分 該当する業務内容
原稿の報酬 演劇、演芸の台本の報酬
口述の報酬
映画のシノプス(筋書)料
文、詩、歌、標語等の懸賞の入賞金
書籍等の編さん料又は監修料
作曲の報酬 編曲の報酬
レコード、テープ又はワイヤーの吹込みの報酬 映画フィルムのナレーションの吹き込みの報酬
デザインの報酬 映画関係の原画料、線画料又はタイトル料
テレビジョン放送のパターン製作料
標章の懸賞の入賞金
著作権の使用料 映画、演劇又は演芸の原作料、上演料等
著作隣接権の使用料  
講演料  
技芸、スポーツその他これらに類するものの教授若しくは指導又は知識の教授の報酬又は料金 生け花、茶の湯、舞踊、囲碁、将棋等の遊芸師匠に対し実技指導の対価として支払う謝金等
編物、ペン習字、着付、料理、ダンス、カラオケ、民謡、語学、短歌、俳句等の教授又は指導及び各種資格取得講座に係る講師謝金等
脚色の報酬又は料金 潤色料(脚本の修正、補正料)又はプロット料(粗筋、構想料)等
翻訳又は料金  
書籍の装丁の報酬又は料金  
版下の報酬又は料金  

 

上記の表を参考にすると、WEBライターの記事制作や文章執筆は「原稿の報酬」に該当します。

つまり、WEBライティングの依頼をするときは源泉徴収の手続きが必要だということです。そのため、クライアント様からは契約終了後に「支払調書」が送られてきます(相手によっては源泉徴収が無い場合も)。この支払調書が、フリーランス用の源泉徴収票のことです。

WEBライターの他にもデザインの業務(ホームページ制作、ロゴ作成など)を行う場合は「デザインの報酬」に当たります。また、最近多くなっている英語や中国語の翻訳も「翻訳又は料金」に該当するでしょう。

ちなみにデータ入力の場合は上記表には該当するものがないので、基本的に源泉徴収の必要はありません。

また、懸賞応募作品の入選者への支払いは、1人につき1回5万円までの支払いは源泉徴収しなくても良いことになっています。クラウドワークスのコンペで入賞したときも、5万円以下であれば源泉徴収を気にする必要はないということです。

 

ただし、クライアント様によっては源泉徴収されたにも関わらず、支払調書を発行してくれないこともあります。そんな場合は、クライアント様にお願いして、支払調書を発行してもらうようにしましょう。

 

ちなみに、クラウドワークスで源泉徴収されたか確認する方法は、業務委託契約画面(メッセージ画面)の上部に記載されています。

下画像が源泉徴収されている契約です。

クラウドワークスで源泉徴収されたか確認する方法

 

下画像は源泉徴収されていない契約です。

クラウドワークスで源泉徴収されたか確認する方法2

 

ただし、源泉徴収票(支払調書)はワーカーから発行するものではなく、発注者であるクライアント様が手続きを行います。そのため、ワーカーとしてはクライアント様に支払調書の発行をお願いするしかありません。

クラウドワークスなら支払調書の発行は簡単にできるため、これからワーカーに発注することがある方や、クライアント様でも発行方法がわからないという方は、次をご確認ください。支払調書の発行方法を詳しくお伝えしています。

 

発注者がクラウドワークスで源泉徴収票を発行する方法

クラウドワークスで源泉徴収票を発行してみましょう。

 

源泉徴収票の発行はワーカーとの業務委託契約画面で行います(メッセージをやり取りする画面です)。

業務委託契約画面では、ページの上部に仮払いや納品などワークフローが表示されていますよね。そして、納品を行い契約が終了すれば、その下に「帳票メニュー」というボタンが現れます。まずはここをクリックしてください。

クラウドワークス支払調書の発行

 

すると画面が以下のように切り替わります。

支払調書の入力画面

 

基本的には上のように、クラウドワークスに登録した氏名や住所などが自動入力されます。不足する情報があれば、自分で追記してください。

画面の下には「支払金額」と「源泉徴収額」が表示されているので、しっかりと確認しましょう。

内容に問題がなければ画面下の「プレビューで内容を確認する」を押します。

支払調書の原本

 

プレビュー画面では実際の源泉徴収票を確認できます。

最後に「この内容で発行する」をクリックすると、支払調書の発行は完了です。これでワーカーのメッセージ画面にも「支払調書」というボタンが追加され、そこから印刷も可能となります。

 

支払調書の発行後はワーカーも必ず確認しておくこと

クライアント様が支払調書の発行を完了すると、ワーカーのメッセージ画面でも内容が確認できます。

クラウドワークス支払調書の発行

 

上画像のように、「帳票」→「支払調書」のボタンに色がついています。こちらをクリックすると内容が表示されるということです。

「支払いを受ける者」や「支払者」の欄なども間違いがないか確認してください。

この書類が確定申告時に税務署に持ち込む源泉徴収票となります。複数のクライアント様と契約を結んでいる場合は、それぞれ源泉徴収票を発行し、トータルの源泉徴収額を計算しておきましょう。

 

マイナンバーの提出を求められた場合はどうすれば良い?

平成28年度から確定申告を行う際はマイナンバーの記載が必要になりました。そのため、クライアント様から源泉徴収をしてもらうときも、仕事の受注者のマイナンバーを求められることがあります。

もしクライアント様から、「源泉徴収のためにマイナンバーを教えてくれませんか」という相談があれば、要求に従って提出する方が良いでしょう。実は、フリーランスはクライアント様からのマイナンバー要求を拒否することもできますが、特別な事情がない限り、提出を拒むことで関係が悪化してしまうこともあります。

そのため、できるだけマイナンバー提出の要求には答えておく方が無難と言えます。

 

確定申告についても知っておこう!

源泉徴収のことを理解できた後は、同時に確定申告についても学んでおきましょう。先ほどもお伝えしましたが、源泉徴収と確定申告の関わりは深く、また、フリーランスは絶対に確定申告を忘れてはいけません

仮に申告漏れとなれば、「過少申告加算税(最大1.15倍)」「重加算税(最大1.4倍)」「延滞税(年利14.6%)」ものペナルティが課されることとなります。

フリーランスの確定申告方法、および詳しい知識については次のページでお伝えしています。ぜひ、この機会に学んでおきましょう!

【次ページへ → フリーランスの確定申告方法

 

【クラウドワークス実録記50】まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

サラリーマンを辞めてフリーランスになると、契約や税金、経費などなど覚えることが多くなって大変ですよね。今回紹介した源泉徴収もその1つです。

源泉徴収の考え方は、クライアント様と契約を結ぶときに、あらかじめ所得税の納税額を先に納めておくこと。先に納税した源泉徴収分は支払調書などを提出し、「既に払いましたよ」ということを正確に申告しなければなりません。

WEBライターの執筆業務は源泉徴収の対象となるので、クライアント様から源泉徴収があったときは、契約終了後にしっかりと支払調書を発行してもらいましょう。

 

ちょっと一息】(*´ο`*)=3

 

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それでは、また次回お会いしましょう!

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