コンテンツマーケティング事例を3社紹介&徹底分析|成功要素とは?

コンテンツマーケティング事例を3社紹介&徹底分析|成功要素とは?

【著者紹介】

ゆきひろ(yukihiro):WEBライター歴2年半 詳細な自己紹介ページ

クラウドワークスでWEBライターとして登録し、活動1年目に独立。独立して約半年で月収50万円に到達し、今ではサラリーマン時代の3倍を超える収入に。フリーランスの教本やノウハウが確立されていないことに違和感を覚え、ブログを通じて自分自身で「WEBライター向け教科書」を作ることを決意。現在は教育分野に進出し、始めたてのライターやフリーランス向けの講師活動も務める。

 

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値の高い情報を提供し、見込み顧客の獲得や顕在顧客への成長を達成する施策のことです。

オウンドメディアで情報を発信する事例はよく目にします。

読者が記事を読んで価値を感じることで、商品やサービスにも興味を持ち、売上に貢献する顧客へと育っていくパターンです。

 

このように自社にあるコンテンツを有効活用することは重要です。今まで獲得することが難しかった優良顧客にアプローチすることもできれば、売上や会員登録といったコンバージョンにもつながりやすいといえるでしょう。

 

では、他社はどのようにコンテンツマーケティングを活用しているのでしょうか。

今回は、コンテンツマーケティングを実施する3社の事例を紹介します。また、各社の詳しい分析も行っていきますので、成功事例からコンテンツマーケティングの秘訣やコツが分かるはずです。

 

【この記事でお伝えしたいこと】

  • コンテンツマーケティングの成功法則は、他社の事例を見ることで分かる

 

初回記事公開日:2019年8月14日
最終更新日:2019年8月14日

 

コンテンツマーケティング事例(1)経営ハッカー

経営ハッカー

 

経営ハッカーは、会計ソフト大手のfreee(フリー)株式会社が運営するオウンドメディアです。

「経営」という言葉がついていますが、freeeが得意な会計や経理の情報が中心となっています。もともと代表者の佐々木氏が個人のブログから始めたことがきっかけです。しかし、現在は国内を代表するオウンドメディアに成長し、月間PV(ページビュー)数は100万を超えます

 

また、経営ハッカーが優れている点は、それだけではありません。

運営元であるfreeeのメイン商品、「会計ソフト」を販売するための重要なチャネルとなっています。以下より、経営ハッカーが実施する具体的なコンテンツマーケティング事例を紹介していきます。

 

経営ハッカーのコンテンツマーケティング成功例

経営ハッカーが提供している記事コンテンツを分析すると、ターゲット層は中小企業の経営者、もしくは個人事業主といった規模の小さい事業者を対象としています。

確かに、人手の少ない中小企業や個人事業主は、会計についてノウハウを持つ社員も少ないはずです。また、会計士や税理士といった専門家へ相談するにも、費用的な負担が大きいケースも多いでしょう。

 

そこで、経営ハッカーのような情報サイトがあれば、経営者の方にとって大きな助けとなります。

経営ハッカーには会員向けの記事もありますが、基本的には無料で情報を探すことが可能です。仮に、会計や経理といった経営者の悩みを情報コンテンツで解消できれば、freeeが提供する会計ソフトへの誘導にもなるでしょう。

 

ここまでをまとめると、経営ハッカーが持つコンテンツマーケティングの役割として、次のような売上達成の流れが考えられます。

 

【売上につながるコンテンツマーケティングの流れ】

  1. SEO(オーガニック検索)によって経営ハッカーに読者を流入する
  2. 記事を読んでもらうことで経営者の悩みが解消する
  3. 経営ハッカー内でfreee(会計ソフト)の存在を認知してもらう
  4. 導入事例などでfreeeをより詳しく知ってもらう
  5. freeeのお試し導入(無料)
  6. 気に入ればfreeeを購入してもらう(売上達成)

 

経営ハッカーで提供する記事コンテンツは、すべて無料です。

しかし、無料コンテンツによって読者のニーズに応えることで、もともと潜在顧客だった経営者を自社の「ファン」にすることができます(専門的にはカスタマーエクスペリエンス(顧客体験)を向上させるといいます)。

経営ハッカーのファンになった読者は、今度は自社製品のfreeeに興味を持つはずです。会計や経理に関する疑問が解消したあと、それらの業務をより効率的にできる製品が目にとまれば、興味を抱くのも無理はありません。

 

このように、オウンドメディアのコンテンツを有効に活用し、自社製品の購入までの販売ルートがうまく形作られています。コンテンツマーケティングの優れた事例といえるでしょう。

経営ハッカー 公式サイト

 

コンテンツマーケティング事例(2)三郷金属工業

三郷金属工業

 

BtoB(企業対企業)向けのコンテンツマーケティング事例として、三郷金属工業も分析してみました。

三郷金属工業は、金属加工や精密溶接のサービスを提供するメーカーです。社員数120人の中小企業ではあるものの、コンテンツマーケティングを活用して多数の新規案件を獲得しています。

三郷金属工業が創業したのは1946年に遡ります。時代を経るごとに取引先メーカーが海外へ生産拠点を移し、経営者の児島氏は、国内産業の空洞化による受注数減少に悩まされていました。

 

そんな中、同社は2011年よりオウンドメディア(ブログ)を開設し、Webサイトによって新規受注を獲得できるよう動いたのです。つまり、先ほどの経営ハッカーと同じように、メディアの記事を活用して受注(商品販売)につなげるというルートが形成されています。

では、三郷金属工業のコンテンツマーケティング事例についても詳しく分析していきましょう。

 

三郷金属工業のコンテンツマーケティング成功例

三郷金属工業のWebサイトでは、社長ブログのほか、生産現場で日々行われている活動を報告した「活動ブログ」が掲載されています。

自社で扱っている金属加工というサービスの特徴を顧客に知ってもらおうと、社長である児島氏が考案しました。基本的にメーカーや生産工場は自前で商品を持ちません。そのため、いかにして自社の「技術力」を顧客に伝えるかがポイントとなります。

また、ブログ内では、溶接に関する様々な疑問に回答する事例も紹介されています。

 

こうした工場が抱える専門的な悩みなど、それを解決する情報コンテンツは今でもあまり多くありません。三郷金属工業は、ブログや公式ホームページに「レーザー溶接」「異種金属」などのキーワードを盛り込み、SEOによって検索上位に表示される仕組みが施されています。

SEO対策ばかりではなく、Facebookを利用した情報発信や、社長自身が執筆した書籍など、デジタルとアナログを上手に組み合わせてコンテンツマーケティングが行われています

三郷金属工業のコンテンツマーケティングは、主に新規顧客の開拓が目的です。2014年~2015年にかけて約160件以上もの新規受注を獲得し、今では重要な営業ツールの一つとなっています。

三郷金属工業 公式サイト

 

コンテンツマーケティング事例(3)バリューエージェント

バリューエージェント

 

バリューエージェントは、WebコンサルティングやSEO対策などのサービスを提供しています。

コンテンツマーケティング事例については公式ブログで公開されており、誰でも閲覧可能です。当社の特徴は、多種多様なチャネルを活用し、自社サービスのコンサルティングの売上につなげていることでしょう。

コンテンツマーケティングの一般的な方法といえば、経営ハッカーのようにオウンドメディアを活用し、自社製品の売上につなげる販売ルートが一般的です。しかし、バリューエージェントの場合、あらゆるコンテンツを用いている点で他社と大きく異なります

この事例を詳しく見ていくことで、これからコンテンツマーケティングを実施する人には大いに役立つことでしょう。では、以下で詳しい事例を紹介していきます。

 

バリューエージェントのコンテンツマーケティング成功例

コンテンツマーケティングとは、なにもデジタルコンテンツばかりを駆使しなければいけないというわけではありません。自社で活用できる情報であれば、たとえアナログ的なものでも売上獲得につながります。

その点、バリューエージェントは、デジタルとアナログ双方の観点から、あらゆるチャネルを使って潜在顧客へアプローチしていることが分かります。

以下でその事例を見ていきましょう。

 

【デジタルツールを使ったコンテンツマーケティング】

  • ブログ(オウンドメディア)
  • 資料ダウンロード
  • LP(ランディングページ)
  • メルマガ
  • 公式ホームページでの無料診断
  • SNS(Twitter、Facebook)

 

【アナログツールを使ったコンテンツマーケティング】

  • セミナー
  • DM(ダイレクトメール)
  • 顧客への資料送付
  • 実績資料
  • 無料のお試し

 

こうしたデジタルとアナログの両方のツールを併用することで、売上達成への販売ルートが多数確保できるはずです。もっとも基本的な販売ルートとして、次のような流れが考えられます。

 

【売上につながるコンテンツマーケティングの流れ】

  1. SNS、またはSEOによりブログへの流入
  2. 資料ダウンロード
  3. セミナー参加
  4. コンサルティングのお試し(無料)
  5. ユーザーが気に入れば契約(売上達成)

 

場合によっては、資料ダウンロードやセミナー参加といった行動が省かれることもあるかもしれません。しかし、ブログへの流入の代わりに、潜在顧客への最初のアプローチ手段にセミナーを活用するなど、様々な手法が使えそうです。

株式会社バリューエージェント 公式サイト

 

まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

ユーザーに価値のあるコンテンツは、主にオウンドメディア経由で発信されることが多いです。しかし、デジタルツールに限らず、アナログを活用したコンテンツマーケティングも高い効果を発揮します。

たとえば、今回お伝えしたバリューエージェントの事例は、デジタルとアナログを上手に組み合わせて売上を高めています。

 

これまで紹介してきた3社のコンテンツマーケティング事例を以下にまとめました。コンテンツマーケティングを実施するには、次のポイントを押さえることが重要となってきます。

 

【コンテンツマーケティングの事例から分かる実施のコツ】

  • 情報コンテンツから商品(サービス)販売までのルートを考えておくこと
  • 見せ筋(コンテンツ)と売れ筋(商品)を明確に分けて考えること
  • 使えるコンテンツはデジタル・アナログ双方を活用すること

 

つまり、「潜在顧客が顕在顧客になるまでの道(経路)を構築する」ということが大切です。しかし、せっかく時間をかけて販売ルートを構築しても、集客手段として肝心のコンテンツの質が悪くては売上にはつながりません。

コンテンツマーケティングとは、売上ルートを考えるだけでなく、提供できるコンテンツの価値を高めていく施策ともいえるでしょう。

 

 

この記事の内容が役に立ったと思ったらシェアしてくださると幸いです。