フリーランス人口が年率110%で増加し続けている3つの理由

フリーランス人口が年率110%で増加し続けている3つの理由

【著者紹介】

ゆきひろ(yukihiro):WEBライター歴2年3ヶ月 詳細な自己紹介ページ

クラウドワークスでWEBライターとして登録し、活動1年目に独立。独立して約半年で月収50万円に到達し、今では本業の3倍を超える収入に。フリーランスの教本やノウハウが確立されていないことに違和感を覚え、ブログを通じて自分自身で「WEBライター向け教科書」を作ることを決意。現在は教育分野に進出し、始めたてのライターやフリーランス向けの講師活動も務める。

 

フリーランス人口が1年で110%の勢いで、加速度的に増加している——。

私もこのニュースを見たときは驚きました。

 

今、日本やアメリカを中心にフリーランスで働く人の数が増えているようです。副業として働く人、本業でがっつり仕事をする人を含め、国内のフリーランス人口は1,000万人を超えています

日本の就業者数は約6,000万人なので、働く人の6分の1はフリーランス、もしくは個人事業主ということになるでしょう。

しかも、このフリーランスの人口推移は右肩上がりで伸びているのです。

その理由、これは私たちの近い将来、新しい働き方に関わるとても重要な意味があります。

今回は、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会と、ランサーズの「フリーランス実態調査」のデータをもとにしながら、フリーランス人口増加の理由を探っていきましょう。記事を読み終わる頃には、きっとご自身の働き方の価値観が変わっているはずです。

 

【この記事でお伝えしたいこと】

  • フリーランス人口増加の理由や背景を知ることで、今後の働き方がガラッと変わる

 

初回記事公開日:2018年10月30日
最終更新日:2019年  5月13日

 

フリーランス人口増加の理由を統計情報から読み解く

フリーランス人口が増加し続けている理由については、様々な統計情報を読み解くことで見えてきます。フリーランスという言葉が出始めてもうずいぶん経ちますが、個人で働く市場が形成され始めると、それに伴って多くのデータが公表されるようになりました。

 

ランサーズでは「フリーランス実態調査」という、個人で働く人の様々なデータを発表しています。また、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会も「フリーランス白書」という調査資料を公表しています。

こうしたデータをもとにすることで、現在の世の中の流れ、今風の働き方というものが見えてくるはずです。では、それぞれのデータを分析していきましょう。

 

国内のフリーランス人口は1,000万人超!全就業者数の6分の1

フリーランス人口の増加要因については、ランサーズの「フリーランス実態調査」が分かりやすいです。以下のデータをご覧ください。

 

フリーランス人口推移

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

この調査によると、2015年のフリーランス人口は913万人で前年比14%増加しました。また、2018年には、対前年比17%増加の1,119万人を記録しています。2015年からわずか3年で22.6%もフリーランス人口が増加しているのです。

では、国内の就業者数はどれくらいいるのでしょうか。

 

 

就業者数は総務省の「労働力調査」で分かります。2018年の就業者数は男女計6,662万人です。日本の人口は1億2,680万人なので、2人に1人は働いていることになりますね。就業者数は正社員やアルバイト、パート、個人事業主など、収入がある全ての働く人が対象です。

日本の人口は既に減少傾向に入っており、2010年を境にわずかではありますが少しずつ減り続けています。しかし、実は就業者の数は伸びており、2010年には6,200万人ほどしかいなかったものが、現在は400万人ほど増加しているのです。

就業者の中にはもちろん個人事業主もフリーランスの数も含まれているので、その内の約1,000万人は個人で働いている人ということになります。つまり、働く全人口の6人に1人はフリーランスといっても過言ではありません。

周りを見回せば、「フリーランスとして働いています」という人が多くなっていることを感じるはずです。

 

フリーランスの経済規模はEコマース並み

フリーランス実態調査では、フリーランスの経済規模も公表しています。次の資料をご覧ください。

 

フリーランス経済規模

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

この調査によるとフリーランスの市場は、2018年に20.1兆円を記録しています。2017年は18.5兆円で1年間に約9%の伸びを見せました。

このフリーランスの市場規模が拡大している理由も、先ほどのフリーランス人口の増加が大きく影響しているでしょう。

 

フリーランスの経済規模は、基本的に仕事の対価として受け取る報酬をベースにしています。フリーとして働いていると、取引先やクライアント様から報酬を受け取りますが、その収入額のトータルが20兆円を突破しているというわけです。

ただ、20兆円というとイメージが湧きにくいですよね。

たとえばネット通販(Eコマース)の市場規模も20兆円に達します。Amazonや楽天、ゾゾタウンなどネット小売りが順調に売上を伸ばしており、フリーランスと市場規模は同じくらいなのです。

 

フリーランスの働き方は「副業系」が圧倒的

フリーランスの働き方の多くは副業です。本業である会社員のスキマ時間を見つけ、その中で副業として働く方法が一般的でしょう。

その一方で、パラレルワーカーと呼ばれる複数の働き場所を兼務する(複業)人や、独立して本業として働く人もいます。独立してフリー活動だけで生計を立てる人は少ないですが、この働き方が認知され始めると、その数も増加していくことでしょう。

では、約1,000万人というフリーランス人口の中で、どの程度の割合の人たちが副業として働いているのでしょうか。次のデータをご覧ください。

 

フリーランスの働き方と平均年収

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

会社員やアルバイト、パートなどの本業を持ちながら、かつフリーランスとしても働く副業系(副業・複業)は、なんと全体の67%を占めています(カッコ内の数値は昨年度)。独立してフリーで働く人の数は、実は全体の約3割ほどです。

副業でこれだけの人がフリーランスという働き方を選んでいるということは、現在会社勤めの方にとってプラスとなります。まずは副業から事業を始め、軌道に乗り始めて独立するという「安全な」選択肢がとれるからです。

 

フリーランスの仕事内容は「デザイン系」がほとんど

フリーランスの職業は多種多様です。私はWEBライターとして既に独立していますが、ほかにもイラストレーターやプログラマー、翻訳家などの職種が選べます。

そして、その中でも最も多い職種がデザイン関連の仕事です。

 

フリーランス発注の内訳

(参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア「フリーランス白書」

 

デザイン関連といえばイラストを書いたり、ロゴを作成したりする仕事ですよね。また、WEBデザインでは、ホームページデザインやLP制作など幅広く、デザイン関連の仕事がフリーランスに大人気だということが分かります。

そのほかにも、未経験者でも始めやすいWEBライターや、ライティング業務も人気が高いです。

一方、サーバーやシステム系、画像や動画加工など専門的な仕事に関しては数が少ないように思えます。ただ、業務内容が専門的になるほど報酬も高くなる傾向にあるので、人数の少ない職種ほどチャンスがあるということも考えられるでしょう。

 

独立して働く人の3割は400万円以上の年収

気になるフリーランスの年収状況ですが、働き方によって以下のようなデータが出ています。

 

フリーランス平均年収は?

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

副業系のフリーランスは作業時間の関係上、どうしても年収は低くなりがちです。その代わり本業の収入もあるので、かなり安定した年収を期待できるでしょう。パラレルワーカーでは平均年収154万円、また4人に1人は200万円以上を獲得しています。

独立して個人事業を始める人は平均年収が356万円と出ています。その中でも、3人に1人は400万円以上の年収を確保しているため、サラリーマンにも引けをとらない収入状況と言えるでしょう。

 

フリーランスと会社員の異なる点は収入体系です。フリーンランスは、仕事の成果がそのまま報酬に結び付くため、頑張ったほど収入も伸びていく傾向にあります。

私の周りのWEBライターたちから、独立して月の収入が50万円以上になったという話を聞くことも少なくありません。ライターから講師やコンサルタントなどに転身し、さらに大きな収入を獲得しようとする人もいらっしゃいます。

 

さて、ここまでフリーランス人口が増加する理由を探るため、様々な統計資料を参考にしてきました。今後は、政府の働き方改革などの施策もあり、副業を解禁する企業が増えてくるはずです。

すると、今までとは異なる働き方や環境を求め、フリーランスに挑戦しようとする方も増加していくことでしょう。個人的には、フリーランス人口が増加する推移は、まだ発展途上の段階だと思っています。

 

それでは、ここまでのデータを参考に、次の項目でフリーランス人口増加の理由をお伝えしていきます。

 

国内フリーランス人口が増加する3つの理由

フリーランス人口が増加する理由として、次の3つの要素が挙げられます。

 

  • 会社単体ではなく、「会社員」という働き方に不満や疑問を抱く人が増加している
  • ひと昔前に比べ、フリーランスに転身するハードルが下がった(参入しやすくなった)
  • 副業や複業を認める会社が増えている

 

フリーランスの人口は2015年から20%も増加し、現在は1,000万人を超えます。今までの推移を見ていると、この先もしばらくは増加することが予想できるでしょう。

フリーランス人口の増加は、フリーで働く人たちの「満足度調査」によってその理由を探ることができます。

 

フリーランス満足度調査

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

上記はフリーランスを対象に、「仕事に満足している理由」を聞いた調査結果です。ここでは、「自分の能力を活かせる」が最も多くなっています。

 

フリーランスという仕事に満足しているということは、それだけ今までの働き方に不満があったということです。つまり、フリーランスとして自分の能力を活かせることに喜びを見いだす人は、裏を返せば、今まで自分の能力を活かせる環境になかったということでしょう。

また、収入が増えたことに満足しているフリーランスもいます。この理由を裏返せば、今までの収入に不満があったことが表れているといえるでしょう。

ワークライフバランスが良くなったという理由も、これまでは趣味の時間を犠牲にしてまで働いてきたことが苦痛だったということです。

 

インターネット普及がフリーランス人口増加の大きな要因

フリーランス人口が増加していることは、インターネットの普及もその理由の一つです。

もし、インターネットがこれほど世の中に浸透していなければ、フリーランスの人口もそれほど増えなかったでしょう。インターネットによって様々なWebサービスが登場し、その中にはクラウドソーシング(発注者と受注者のマッチングサービス)という新しい働き方が生まれました。クラウドソーシングが誕生したおかげで、フリーランスに転身するハードルはグッと下がりました。

 

私は以前、とあるフリーライターの書籍を読みました。

クラウドソーシングが生まれる以前であれば、フリーで働くことも難しく、出版社に何度も足を運んでは死に物狂いで企画を提出する——。これが当時のフリーランスの営業活動です。

しかし今では、クラウドソーシングというサービスを使い、ほとんど営業活動なしで仕事を獲得することができます。時代が進歩したおかげで、良い意味でも悪い意味でも「簡単に」フリーランスになることが出来るようになったのです。

これだと気軽に、副業でフリーランスに挑戦しようとする人も増加しますよね。

 

副業が当たり前になるほどフリーランス人口は増加する

フリーランス人口増加の要因として、副業に寛容な企業が増えたことも理由の1つかもしれません。

今までなら副業を禁止する企業がほとんどでした。本業に支障が出るということが主な理由です。

一方、最近では、徐々に副業を認める企業も増えてきています。その理由の1つは、副業によって新しい発見や人との出会いがあり、それが本業へ好影響を与えるということです。

例を挙げると、株式会社リブやウィルゲート、クラウドソーシングサイトを運営するクラウドワークス、ディーエヌエーなど、特にIT企業を中心に就業規則から副業禁止を撤廃するところが増加しています。

他にも、兵庫県神戸市、奈良県生駒市など、地方自治体でも徐々に「公務員の副業解禁」を実施するところが増えています。もしかしたら、近いうちに「副業はダメだ」という働き方は過去のものとなっているかもしれません。

 

先ほど紹介した「満足度調査」で分かる通り、現在の環境で自分の能力を発揮できていると感じるフリーランスは多いです。それだけ今までの働き方では、最大限に能力を生かしきれず、そのエネルギーを持て余していた方が多かったのでしょう。

「これからは本業以外の時間で副業を認める」ということになれば、スキルや知識を生かす環境を求める人が増えても不思議ではありません。

 

実は転職市場も大きな変革期を迎えている

フリーランス人口が増加する理由は、従来の終身雇用や年功序列という働き方に馴染めず、自分らしい働き方を求める人が増えていることも要因の一つです。

初めて社会に出たは良いものの、「思っていた環境と違った」と感じる人も珍しくありません。そこで次の選択肢として、「転職」という言葉が出てきます。

 

今までの転職といえば、勤めていた企業から新たな会社へ移ることが一般的でした。しかし、現在の転職市場は、必ずしも会社から会社へ移動することが全てではありません。自分のスキルや能力を頼りに、会社に捉われない働き方という選択肢も生まれました。

たとえば、先ほど紹介したクラウドソーシングを使えば、たとえ初めての人でもそれなりのお金を稼ぐことができます。こうした多様性が生まれたことを理由として、フリーランス人口が急速に伸びているのでしょう。

 

フリーランス人口が増加する裏側で、実は転職市場にも大きなうねりが巻き起こりつつあります。

この転職市場に起こりつつある現象については、次のページでお伝えしていきましょう。ご自身の未来の働き方や将来像を左右する問題なので、これを機に、「働くこととは何か」ということをじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

【次ページへ → 転職市場で巻き起こる働き方の変化とは?

 

まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

フリーランスの数がどんどん増えてくるということは良いことです。

フリーランスという働き方が一般化することで、これからの企業は人件費の削減や業務効率の改善のために、仕事のほとんどを外に発注するようになります。すると、フリーランスの仕事の単価が上がったり、受注量が増加するなど大きなメリットが受けられるでしょう。

今のところ、副業としてフリーランスで働く人が全体の6割を占めています。

一方で、今後は、独立して本格的にフリーランス活動を行う人も増えてくるかもしれませんね。副業でフリーランス活動に慣れ、事業が軌道に乗ってから独立するという働き方ができます。

そして、早く始めるほど実績がたまり、仕事獲得に好影響を与えるということも忘れてはいけません。

 

ちょっと一息】(*´ο`*)=3

 

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