【クラウドワークス実録記53】たった一言のメッセージで文字単価1円を2円にした話

【クラウドワークス実録記53】たった一言のメッセージで文字単価1円を2円にした話

【クラウドワークス実録記53】たった一言のメッセージで文字単価1円を2円にした話

 

初回記事公開日:2018年11月5日
最終更新日  :2018年11月5日

 

こんにちは、こんばんは!

クラウドワークス(Crowd Works)でライターとして活動しております、ゆきひろです。

 

半年ほど前でしょうか、クラウドワークスで一通のスカウトメールが届きました。

中身はもちろんWEBライティングのご依頼だったのですが、内容的にはとても魅力的で、すぐにも受けたい気持ちが高まったのを覚えています。しかし、これがまた文字単価が低いんです。

価格さえ良ければ、すぐにでも承諾していたこのメール。

そこで、どうしたかというと思い切って強気な価格交渉に挑んだ、というわけです。

結果はタイトルにも表記しました通り、「文字単価1円が2円に化けた」、倍になったことには私も驚きを隠せませんでした。では、なぜこのような報酬アップが実現したのでしょうか?

そのときのメッセージを分析してみると、価格交渉の秘訣として3つのポイントがあることに気付きました。

 

この記事を読むことで、あなたのこんな疑問を解決!

  1. スカウトメールには全て対応すべき?
  2. 価格交渉に大切なことは何?
  3. 価格交渉はクライアント様に失礼? 失礼じゃない?

 

では、「クラウドワークス実録記53」スタートです!

 

スカウトメールはどれもこれも受ければ良いものではない

スカウトメールとは、クラウドソーシングサイトで発注者から受注者に直接依頼を送るメッセージのことです。クラウドワークスでお仕事をしていると、クライアント様が自分のプロフィールページなどをご覧になり、直接お仕事の依頼をしてくれることがあります。

以下のような形式で送られてくることがスカウトメールの特徴です。

クラウドワークスのスカウトメール

 

画面右の方に「応募・スカウト」という形式が表示されていますよね。これがスカウトメールとなります。

 

スカウトメールが送られてくるということは、クライアント様があなたのプロフィールを見て気に入ってくれたということです。フリーランスにとってスカウトメールを受け取るのはとても光栄で嬉しいことです。

ただし、スカウトメールが届いたからといって何でもかんでも依頼を受けて良いわけではありません。中には自分が不得意とするジャンルのお仕事だったり、報酬が少し低いかな、と思うようなスカウトも存在します。

しかし、むげに断ってしまうのも、せっかくメッセージをくれたクライアント様に申し訳ないですし、少し後味が悪いのも事実です。なにか良い方法はないのでしょうか?

 

あります。価格交渉を行えば良いのです。

もし、スカウトメールの内容が自分の仕事のテーマから外れており、提示価格も低ければ、残念ですがあきらめましょう。しかし、「この仕事は面白そうだな、でも文字単価が少し低いよな」という場合は、価格交渉をしてみることをおすすめします。

 

たった一つのメッセージメールで文字単価が倍に

私も過去に何度かスカウトメールを頂きましたが、その中でも印象的だった出来事があります。タイトルでもお伝えしました、「たった一つのメッセージメールだけで文字単価が倍になった」ことです。送られてきたスカウトメールに、ほんの一回だけ返信を送ると、なんと文字単価が1円から2円になりました。

なぜそんなことができたのか?

このお話は今から半年以上も前のことですが、今でも鮮明に記憶に残っています。確か、以下のようなスカウトメールが始まりでした。

 

お世話になっております。

株式会社○○の■■と申します。

この度は貴殿のプロフィールや実績を拝見し、ご連絡させて頂きました。

弊社ではウェブマーケティングに関わるメディアを運営しており、SEOやコンテンツマーケティング、LPO、ウェブ広告など体系的な情報を網羅し、ユーザーに発信を行っております。

ゆきひろ様はウェブマーケティングに関する記事納入数が多く、ご自身でもメディア運営をされているということで、ぜひとも一度、弊社にてライティングして頂きたいです。

文字数の上限やトンマナの指定は特にありません。また、納品ペースは週に2回からご自身のペースで大丈夫です。

量よりも質、オリジナル性を重視しているため、テーマの中で自由に書いて頂いて構いません。

文字単価は1文字1円を考えております。

いかがでしょうか。

ご不明な点などありましたら何なりとご相談ください。

よろしくお願い致します。

 

とても丁寧なメッセージだったため、このクライアント様には最初から好感を抱きました。また、WEBマーケティングは専門分野なので、ぜひともここで能力を発揮したい。しかし、文字単価1円は少し安過ぎます。WEBマーケティングは専門的な情報が求められるテーマなので、綿密な情報収集を行うために執筆時間がけっこうかかります。

つまり、「テーマ的には受注したい内容でも、価格が少し低い」というスカウトでした。

そこで、以下のような返信を送ってみることにしました。

 

お世話になります。

お仕事のご依頼、誠にありがとうございました。また、お忙しい中プロフィールをご覧くださり、大変丁寧なメッセージを頂戴し感謝しております。

ウェブマーケティングというテーマは普段から書くことが多いため、ぜひとも一度○○様とお仕事をしてみたいです。これまで培ってきたスキルを十分に発揮させて頂きます。

ただ、一点だけご相談なんですが、もう少しだけ文字単価を上げて頂くことはできないでしょうか。

ご存知の通りウェブマーケティング分野は専門的な知識や情報が求められますので、それだけ事前調査と執筆に時間が必要です。また、幸いにも他社様から同じ分野で2.5~3円の文字単価を頂いている関係上、同じ時間をかけて執筆をするにあたって、最低でも1.5円ほどは頂けないでしょうか。

私もメディアを運営しており、ライターに外注することもあるため、御社にも予算があることは重々承知しております。

ただ、専門的な分野で1円ほどのお値段でしたら、それほどスキルの高くないライターしか集まらないことも知っています。SEOをしっかりと意識し、専門的な知識も持っているライターの単価は5~10円のこともしばしばで、そうした方に比べれば、同じクオリティで少しだけお安く提供することができるかと思います。

その証拠に、今まで検索順位1位を獲得した参考記事、並びに検索結果ページの画像を添付させて頂きます。

お仕事をするにあたっては、ぜひとも御社のサイトをお見せしてもらって、今後どのキーワードを重点的に攻めていくか、他社にあって御社に不足している部分など、綿密に情報交換を行えたら幸いです。もちろん、ペルソナからキーワード分析、競合分析など細かい企画構成も可能ですので、何なりとご相談ください。

この度は大変失礼なことを申し上げました。お気分を害すようなことがあれば、誠に申し訳ありませんでした。

ご返信はいつでも大丈夫ですので、一度ご検討くださればと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

 

上記のメッセージでは1円の希望単価を、何とか1.5円にしてくれないかと価格交渉を行っております。

しかし、その後クライアント様から返信があったときは1円でも1.5円でもなく、2円でした。色々と思いが伝わったのか、クライアント様の方で1円から2円に譲歩してくれたのです。

今まで価格交渉を行ったことがないという方が上のメッセージを見ると、「少し失礼なのではないか」と思うのも無理はないでしょう。ただ、現実には、その後のクライアント様の返信には「ご提案ありがとうございました」との記述が。

つまり、発注者にとって受注者から価格交渉されることは、受注者ほど深刻に捉えていないと考えることもできます。

会社員の経験がある方なら分かると思いますが、企業で働いていると得意先、仕入先とは毎日のように価格交渉を行っています。そして、企業対企業がヨコの繋がりであると同時に、企業対フリーランスもヨコの繋がりによって成り立っているのです。

企業であるクライアント様にとって、ヨコの繋がりであるフリーランスから価格交渉を持ちかけられるのは当たり前のことと言えるでしょう。

スカウトメールが送られてくると、その中には当然文字単価についても記載されています。こうした価格提示が行われると何となく、その金額に応じなければならない、という思いに陥りがちですが、あくまでこの価格はクライアント様の希望であることを忘れてはいけません。

ヨコの繋がりですので、取引先から希望が伝えられた後は、今度はこちらが希望を伝える番です。そして、両者の希望がうまく折り合ったところが着地点というわけです。

そのため、こちらの要望をまとめたり、伝えたりするのもフリーランスとしての大事な仕事と言えます。

 

価格交渉の秘訣

文字単価が1円から2円に上がったくらいでは、価格交渉の秘訣というタイトルは少し大げさかもしれません。ただ、個人的に上記で紹介したケースが心に残っていたため、その後分析を行ってみることにしました。すると、価格交渉のコツのようなものが見えてきたのです。

以下にポイントを3つまとめましたので、少しでも参考になればと思います。

 

交渉決裂でも良いくらいの気持ちで臨む

価格交渉で一番大切なのは「気持ち」です。この気持ちで相手に負けていては、始めから勝ちを逃しているようなもの。

私が前述した価格交渉を行ったときの心境は、「要望が通らなくても、まあ良しとしよう」という気持ちでした。当時は幸いにも他の仕事の受注量も多く、安定してライティング業務にあたっていたので、「この仕事を受注できなくても困らない状況」だったことが大きかったでしょう。

そのため、普段なら0.2~0.3円程度の価格アップで様子を見るところを、そのときは0.5円アップと強気で攻めてみたわけです。

同じ方法を取るのであれば、普段から余裕を持って仕事ができるくらいの受注数が必要でしょう。もちろんハッタリで強気の姿勢を見せることもできますが、日頃からキャパよりごくわずかオーバーするくらいの仕事量を確保しておくことも大切です。

 

なぜ文字単価を上げる必要があるかを伝える

次に必要となるのが、文字単価を上げる理由です。単に「価格を上げて下さい」と頼んでも、発注者にとっては「なんで?」となりますよね。

ここでは自分にとって文字単価アップが必要な理由を述べます。

先ほどのケースで私は以下のように伝えていました。

 

ご存知の通りウェブマーケティング分野は専門的な知識や情報が求められますので、それだけ事前調査と執筆に時間が必要です。また、幸いにも他社様から同じ分野で2.5~3円の文字単価を頂いている関係上、同じ時間をかけて執筆をするにあたって、最低でも1.5円ほどは頂けないでしょうか。

 

上記で私の価格アップの必要性は、

  1. 事前調査と執筆に多くの時間が取られる
  2. 他社と同じ時間をかけて、御社では低い単価で執筆しなければならない

ということになります。

その理由は、

  1. ウェブマーケティングは専門的な知識や情報が求められるから
  2. 他社では同じ情報収集・執筆時間で2.5~3円を頂いているから

ですね。

この理由付けは出来るだけ具体的に、クライアント様に響くような言葉で書かなければなりません。これもライターの腕の見せ所ですね。

 

実績とメリットを提示する

ここまではすべて私事を中心とした訴えかけでした。しかし、こちらの要望ばかりを提示しているだけでは単なるワガママです。価格交渉において大切なことは、「自分も相手も両方が同じようにメリットを受けられること」です。

クライアント様よりもフリーランスの力関係が強ければワガママも押し通すことができますが、仮に通ったとしても後々は絶対にうまくいきません。確かに交渉をした当時は単価も上がって喜べますが、相手にメリットが無ければ、そのことで相手の業績が悪化したり、予算繰りが苦しくなって二度と発注してくれないかもしれません。また、横柄な人というイメージが付けば、納品した後の悪評価に繋がってしまう恐れもあるでしょう。

そこで、「単価を上げてくれる代わりに、私はこんなことが出来ますよ」という事例をしっかりと伝えましょう。相手にもメリットがあることを明確化するのです。

私の場合は、以下の部分で相手のメリットを強調しています。分かりやすいように色を付けておきます。

 

ただ、専門的な分野で1円ほどのお値段でしたら、それほどスキルの高くないライターしか集まらないことも知っています。SEOをしっかりと意識し、専門的な知識も持っているライターの単価は5~10円のこともしばしばで、そうした方に比べれば、同じクオリティで少しだけお安く提供することができるかと思います。

その証拠に、今まで検索順位1位を獲得した参考記事を添付させて頂きます。

お仕事をするにあたっては、ぜひとも御社のサイトをお見せしてもらって、今後どのキーワードを重点的に攻めていくか、他社にあって御社に不足している部分など、綿密に情報交換を行えたら幸いです。もちろん、ペルソナからキーワード分析、競合分析など細かい企画構成も可能ですので、何なりとご相談ください。

 

上記の赤文字で示した部分がクライアント様のメリットです。

反対に、青色の文字はクライアント様のデメリットを強調しています。ここでは、文字単価が安いとスキルの低いライターしか集まらないため、結局御社の検索順位も上がらないことで、安物買いの銭失いになることを暗に示しています。

デメリットを提示後、すぐにメリットを強調することで、その効果が引き立ちます。「私は1円ではお仕事できませんが、単価を上げて契約してくれましたら、検索順位を上位で、それも安く提供させて頂きます」と説明しているわけです。

気を付けたいのが、このメリット部分はハッタリではいけません。仮に、価格交渉で無事に契約が結べても、メリット部分が嘘であれば、納品した作品の質で簡単にばれてしまうからです。メリットを提示したせいでクライアント様の期待値も上がっている分、期待した作品を提供できなければ、ギャップ効果で印象は最悪に堕ちてしまうでしょう。

クライアント様の期待値を下げることなく、価格交渉を成功に導くためには、やはり自分だけの強みや特徴を育てておくことが大切です。

 

【クラウドワークス実録記53】まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

実例をもとにした価格交渉のお話、いかがでしたでしょうか。

クラウドワークスやランサーズでしばらく活動していると、クライアント様からスカウトメールが届くことも多くなります。もちろん、全く興味のない内容であれば断ってしまっても大丈夫ですが、「受注したいけど価格が気になる……」という方は、ぜひとも今回の交渉方法をお試しください。

価格交渉を行った場合でも、相手から返信がないこともあります。そのときは縁がなかったとスッパリと諦めましょう。

あなたには誰にも負けないオリジナルの強みがあるはずです。そのことに自信を持って、堂々と自分の主張を伝えてみてください。

 


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それでは、また次回お会いしましょう!