なぜ日本ではフリーランス人口が増え続けているのか?

なぜ日本ではフリーランス人口が増え続けているのか?

なぜ日本ではフリーランス人口が増え続けているのか?

 

初回記事公開日:2018年10月30日
最終更新日  :2018年10月30日

 

こんにちは、こんばんは!

クラウドワークス(Crowd Works)でライターとして活動しております、ゆきひろです。

 

今、日本やアメリカを中心にフリーランスで働く人の数が増えているようです。副業として働く人、本業でがっつり仕事をする人を含め、国内のフリーランス人口は1,000万人を超えます。日本の就業者数は約6,000万人なので、働く人の6分の1はフリーランス、もしくは個人事業主ということになるでしょう。

しかも、このフリーランスの人口推移は右肩上がりで伸びているのです。それはなぜか?

今回は一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会と、ランサーズの「フリーランス実態調査」のデータをもとにしながら、フリーランス急成長の理由を探っていきましょう。

 

この記事を読むことで、あなたのこんな疑問を解決!

  1. フリーランス、個人事業主ってどれくらいいるの?
  2. フリーランスの市場規模は?
  3. フリーランスで働く人の平均年収は?

 

フリーランスにまつわる統計情報

フリーランスという言葉が出始めてもうずいぶん経ちますが、個人で働く市場が形成され始めると、それに伴って多くのデータが公表されるようになりました。

ランサーズでは「フリーランス実態調査」という、個人で働く人の様々なデータを発表しています。また、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会も「フリーランス白書」という調査資料を公表しています。

こうしたデータをもとにすることで、現在の世の中の流れ、今風の働き方というものが見えてくるはずです。では、それぞれのデータを分析していきましょう。

 

国内のフリーランス人口は全就業者数の6分の1

フリーランス人口についてはランサーズの「フリーランス実態調査」を参考にしてみます。

フリーランス人口推移

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

調査によると2015年のフリーランス人口は913万人で前年比14%増加しました。また、2018年には対前年比17%増加の1,119万人を記録しています。2015年からわずか3年で22.6%も人口が増加しているのです。

では、国内の就業者数はどれくらいいるのでしょうか。就業者数は正社員やアルバイト、パート、個人事業主など、収入がある全ての働く人を対象としています。

就業者数は総務省の「労働力調査」で分かります。2018年の就業者数は男女計6,662万人です。日本の人口は1億2,680万人なので、2人に1人は働いていることになりますね。

日本の人口は既に減少傾向に入っており、2010年を境にわずかではありますが少しずつ減り続けています。しかし、実は就業者の数は伸びており、2010年には6,200万人ほどしかいなかったので、現在は400万人ほど増加しているのです。

就業者の中にはもちろん個人事業主もフリーランスの数も含まれているので、その内の約1,000万人は個人で働いている人ということ。つまり、働く全人口の6人に1人はフリーランスといっても過言ではありません。

周りを見回せば、「私フリーで働いています」という人が多くなっていることを感じるはずです。

 

フリーランスの経済規模はEコマース並み

フリーランス実態調査ではフリーランスの経済規模も公表しています。

フリーランス経済規模

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

この調査によるとフリーランスの市場は2018年で20.1兆円。2017年は18.5兆円で1年間に約9%の伸びを見せています。フリーランスの人口が増え続けているので当然といえば当然ですよね。

フリーランスの経済規模は、基本的に仕事の対価として受け取る報酬をベースにしています。フリーとして働いていると、取引先やクライアント様から報酬を受け取りますよね。その収入額のトータルが20兆円を突破しているというわけです。

20兆円というとイメージが湧きにくいですが、たとえばネット通販(Eコマース)の市場規模も20兆円に達するとされます。Amazonや楽天、ゾゾタウンなどネット小売りは順調に売上を伸ばしていますが、フリーランスと市場規模は同じくらいなのです。

 

フリーランスは圧倒的に副業系が多い

フリーランスの働き方は会社員の本業のすきま時間を見つけて副業として働く方法や、パラレルワーカーと呼ばれる複数の働き場所を兼務する(複業)人、独立して本業化する人など様々です。

そんな中でも、特に多いのが副業系のフリーランスです。

フリーランスの働き方と平均年収

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

会社員やアルバイト、パートなどと共にフリーランスとしても働く副業系(副業・複業)は、なんと全体の67%を占めています(カッコ内の数値は昨年度)。独立してフリーで働く人も多いイメージがありますが、実は全体の約3割ほどしかいません。

 

フリーランスの仕事内容は多くがデザイン系

フリーランスの職業はデザイナー、イラストレーター、ライター、コーダー、プログラマー、翻訳家、単純作業者などたくさんの種類があります。その中でも最も多い職種がデザイン関連の仕事です。

フリーランス発注の内訳

(参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア「フリーランス白書」

 

デザイン関連といえばイラストを書いたり、ロゴを作成したりする仕事ですよね。また、ウェブデザインではホームページデザインやLP制作など幅広いですが、デザイン関連の仕事が大人気だということが分かります。

その他にも業務未経験者でも始めやすいライター・ライティング業務も高い人気を得ています。一方、サーバーやシステム系、画像や動画加工など専門的な仕事に関しては数が少ないように思えます。ただ、業務内容が専門的になるほど報酬も高くなる傾向にあるので、人数の少ない職種ほどチャンスがあるということです。

 

独立して働く人の3割は400万円以上の年収

気になるフリーランスの年収状況ですが、働き方によって以下のようなデータが出ています。

フリーランス平均年収は?

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

副業系のフリーランスは作業時間の関係上、どうしても年収は低くなりがちです。その代わり本業の収入もあるので、かなり安定した年収を期待できるでしょう。パラレルワーカーでは平均年収154万円、また4人に1人は200万円以上を獲得しています。

独立して個人事業を始める人は平均年収が356万円と出ています。その中でも、3人に1人は400万円以上の年収を確保しているため、サラリーマンにも引けをとらない収入状況と言えるでしょう。

 

フリーランス人口が増加する要因

フリーランスの人口は2015年から20%も増加し、現在は1,000万人を超える人がフリーで働いています。今までの推移を見ていると、この先もしばらくは増加することが予想できますね。

では、なぜこれほどまでに国内のフリーランス人口は増えたのでしょうか。

その理由はフリーランスの満足度調査によって分かるかもしれません。以下をご覧ください。

フリーランス満足度調査

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査」

 

上記はフリーランスを対象に、「仕事に満足している理由」を聞いた調査結果です。ここでは、「自分の能力を活かせる」が最も多くなっています。

フリーランスという仕事に満足しているということは、それだけ今までの働き方に不満があったということです。つまり、フリーランスとして自分の能力を活かせることに喜びを見いだす人は、裏を返せば、今まで自分の能力を活かせる環境になかったということでしょう。

また、収入が増えたことに満足している場合なら、今までの収入では不満があったことの表れです。ワークライフバランスや子育て、家族との時間という理由も、これまではそうした事を犠牲にして働いてきたのかもしれませんね。

 

もし、インターネットがこれほど世の中に浸透していなければ、フリーランスの人口もそれほど増えなかったでしょう。なぜなら、インターネットによって様々なWebサービスが登場し、その中にはクラウドソーシングという新しい働き方が生まれたからです。クラウドソーシングが誕生したおかげで、フリーランスに転身するハードルはグッと下がりました。

私は以前に、フリーライターとして働く人の過去を紹介する書籍を読みましたが、クラウドソーシングが生まれる前はフリーで働くことも難しく、出版社に何度も足を運んで、死に物狂いで企画を提出しなければ食えない世界だと聞きました(その頃はWebライターという言葉もありません)。

昔であれば必死で営業して生活費を稼ぐことがフリーライターとして当たり前だったのでしょう。しかし、クラウドソーシングというサービスでは、仕事が一覧でズラッと表示されるため、自宅のパソコンからでもボタン1つで受注活動が行えます。時代が進歩したおかげで、良い意味でも悪い意味でも「カンタンに」フリーランスになることが出来るようになったのです。

 

副業に寛容な企業が増えたことも理由の1つかもしれません。

今までなら副業によって時間に余裕がなくなり、本業に支障が出るという理由で禁止されてきましたが、徐々に複数の働き方を認める企業も増えてきています。その理由の1つは、副業によって新しい発見や人との出会いがあり、それが本業へ好影響を与えるということです。

例を挙げると、株式会社リブやウィルゲート、クラウドソーシングサイトを運営するクラウドワークス、ディーエヌエーなど、特にIT企業が積極的に副業を解禁していますね。

他にも、兵庫県神戸市、奈良県生駒市など地方自治体でも徐々に「公務員の副業解禁」を実施するところが増えています。もしかしたら、近いうちに「副業はダメだ」という働き方は過去のものとなっているかもしれません。

 

まとめ

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

 

フリーランスの数がどんどん増えてくるということは良いことです。フリーランスという働き方が一般化することで、これからの企業は人件費の削減や業務効率の改善のために、仕事の多くを外に発注するようになります。すると、フリーランスの仕事の単価が上がったり、受注量が増加するなど大きなメリットが受けられるでしょう。

今のところは副業としてフリーランスで働く人が全体の6割を占めますが、今後は独立して事業化を目指す人も増えてくるかもしれませんね。そうなるとフリーランスは起業前の開業準備として、ますます発展しく可能性があります。

これからの発展に期待が持てる市場と言えるでしょう。

 

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